<葬送のフリーレン>頼りになる大人・ザインから若者たちへのナイスアドバイス 素直になれないフェルンに心境の変化が……
「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中の同名コミックをアニメ化した「葬送のフリーレン」(毎週金曜夜11:00-11:30、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第14話「若者の特権」が12月8日に放送された。素直に気持ちを伝えられずケンカを始めてしまうフェルンとシュタルク。それを見ていたザインはフェルンに大人なアドバイスを送る。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】シュタルクに対し、頬を膨らませて不機嫌そうな顔をするフェルン ■素直になれないシュタルクとフェルン フェルン(CV.市ノ瀬加那)が誕生日となるある日、フェルンとシュタルク(CV.小林千晃)は揉めていた。フェルンへの誕生日プレゼントを用意していないシュタルクに対して、フェルンが激昂したのだ。半泣きで部屋を飛び出すシュタクル。フェルンは厳しい言葉をぶつけてしまったことを反省しながらも、謝罪の言葉を言い出せずにいた。そんなフェルンに、ザイン(CV.中村悠一)は「想いってのは言葉にしないと伝わらないんだぜ」とアドバイスを送る。 決意を固め、シュタルクに歩み寄るフェルン。しかし、彼女が言葉を発するより先にシュタルクがフェルンに謝罪する。シュタルクはフェルンと共にプレゼントを選びたいと考えていたのだ。こうしてふたりは和解し、プレゼントを選ぶため共に露店へと向かう。 シュタルクがフェルンにプレゼントしたのは鏡蓮華のブレスレットだった。それを見たフリーレン(CV.種崎敦美)は「同じデザインの指輪持ってるよ」と話し、かつてヒンメル(CV.岡本信彦)からもらった鏡蓮華の指輪を取り出した。その瞬間、魔物がフリーレンたちの乗る馬車を襲う。それにより指輪を紛失してしまうフリーレン。その後、毎晩こっそり抜け出して指輪を探すも見つからず、諦めかけたときに馬車の主から報酬として「失くした装飾品を探す魔法」をもらい、無事指輪を発見するのだった。 ■“久遠の愛情”を花言葉に持つ鏡蓮華 本エピソードに登場した鏡蓮華の花言葉は“久遠の愛情”。シュタルクがフェルンにプレゼントした鏡蓮華のブレスレットは、恋人への送り物としてデザインされたものだった。それを知ったシュタルクとフェルンの間には、気まずい空気が流れる。 この気まずさに耐えかねたシュタルクは、フェルンに対して「…あの、買い直しましょうか…?」と切り出す。これに対してフェルンは少しムッとした表情を見せ、「二度とそんなこと言わないで」と話した。そこにはシュタルクを憎からず思いつつ、それを素直に口にできないフェルンの乙女心を見ることができた。 鏡蓮華の花言葉を知らなかったのはフリーレンも同じだった。過去にヒンメルから「好きなものを選んでくれ」と言われ、鏡蓮華の指輪を選んだフリーレン。この選択に深い意味はなかった。しかし、そんな彼女にヒンメルはひざまずいて指輪をプレゼントする。ヒンメルからフリーレンへの確かな愛情が感じられる一幕だ。 ■ザインに対して「頼りになるなぁ」と称賛の声多数 今週もXには多くの感想が投稿され、「フリーレン」というワードはトレンド入りを果たした。中でも投稿が集中したのはザインがフェルンに対してアドバイスを送った瞬間だ。的確なアドバイスを送るザインに対して「ザインは頼りになるなぁ、大人だ」「ザイン、お前がいてくれて若者たちが安心して青春をおくれるよ」など、彼を讃える投稿が溢れた。 一行への加入早々から存分に存在意義を発揮したザイン。来週以降も大いな活躍を見せてくれることだろう。次週の放送も楽しみにしたい。 ◆文=はるのおと ※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」