中国・北京の琉球人墓を保存へ 「景観整備に全力」…共産党機関紙が報じる 琉球処分時、救国訴えた陳情使らを埋葬
沖縄県内の研究者らが中国・北京市郊外の琉球人埋葬地の保存などを求めてきた件で、北京市の共産党機関紙「北京日報」は1月5日付で、北京市通州区張家湾が「琉球人墓(琉球国墓地跡地)の景観の整備に全力を挙げる」方針だと報じた。 【写真】玉城知事のカチャーシー動画にネット中傷相次ぐ
北京郊外の琉球人墓地跡地には、1879年の「琉球処分」(琉球併合)前後に琉球王国の救国を訴え、中国に亡命、北京で客死した陳情使の林世功(りんせいこう)や王大業(おうたいぎょう)、琉球からの進貢使や留学生ら14人ほどが葬られている。 「北京琉球人墓復元・保全会」会長の又吉盛清沖縄大客員教授は「朗報だ。沖縄側の思いを受けとめてもらったと理解している。長い歴史・文化交流の発展によって、新しい道を共に切り開いていきたい」と歓迎する。
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