レストラン経営者殺人事件
BBCびわ湖放送
今月26日の夕方、大津市の住宅で男性が血を流し死亡しているのが見つかった事件で、死亡したとみられる24日、男性は、外出先から自宅へ戻った後、数時間のうちに殺害されたとみられることがわかりました。
この事件は、26日の午後4時ごろ、大津市仰木の里東の住宅で、この家に住むレストラン経営の新庄博志さん(60)が、1階のリビングで血を流して死んでいるのを、訪れた親族が発見したものです。県警によりますと、上半身には、鋭利な刃物のようなものでできた傷が10か所以上あり、抵抗した時にできる傷、防御創と思われるものもあったということです。司法解剖の結果、死因は出血性ショックで、亡くなったのは、24日金曜日の夜ごろだということです。
関係者によりますと、新庄さんは亡くなったとみられる24日午後4時ごろ、自身が経営する大津市内のレストランを訪れていたことがわかっていて、午後6時ごろには新庄さんのものとみられる車が近くの駐車場を出たとみられています。しかし、関係者が午後8時ごろ、新庄さんの携帯に電話すると応答はなく、折り返しもなかったということで、新庄さんは、帰宅後、数時間のうちに殺害された可能性があると見られています。なお、28日深夜、事件現場近くの大津市仰木の里に住む30代の無職の男が刃渡り6センチ以上のナイフをリュックサックに入れていたとして、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されています。捜査本部では、新庄さんが殺害された事件との関連も視野に、慎重に捜査を進めています。