ムーンスターのローファーからトポロジーのバッグまで、“意味あるデザイン”が洒落を生む、技アリ小物6選
ローファー顔のレトロスニーカー
ムーンスターが誇る福岡・久留米市の自社工場製ヴァルカナイズドシューズ。アッパー、インソール、内張りがコットンで、靴底はやや厚手のゴム。昔ながらのローテクスニーカーである。ただし一味違うのは、品格あるローファーの顔つきに落とし込まれていること。アッパーはモカ縫い風の丁寧なパイピング仕上げで、ローファーらしいサドルベルトもつけられた。さらにアッパーのコットンスエード生地が、大人の落ち着きを与えている。冬はツイードソックスで足入れして、夏になったらデッキシューズ気分で素足履きしたい新感覚ムーンスターだ。
ゴールドウイン×バラクータ×ゴアテックスのバケットハット
スキーウエアをルーツに持つ日本のゴールドウインと、歴史的なゴルフ用アウターで知られるイギリスのバラクータがタッグを組んだ。このたびコート、ブルゾン、帽子のコレクションをリリース。そのなかでここにフォーカスしたのは帽子。見た目はオーセンティックなバケットハットだが、脱ぐとファッションアピール度がグッと高まる。GORE-TEXファブリックで水濡れに強いこの帽子は、脱ぎ被りの頻度が高いレインハット。手に持ったときなどに裏地の赤タータン柄のチラ見せが効いてくるのだ。知る人ぞ知るバラクータのアイコン図案が、トラッドな大人趣味を浮き上がらせる。
イギリス伝統柄のベースボールキャップ
2023年冬のメンズトレンドのひとつにイギリス調がある。ツイードやオイルドジャケットなどの伝統的な服が再び脚光を浴びてきた。デイリーに被るキャップにもこのエッセンスを取り入れたい。上写真の2点はイギリスの伝統柄のベースボールキャップ。田舎風にも都会的にも感じられる、ありそうでないハイブリッドデザインだ。クラウンの素材はシェトランドウール50%+リサイクルポリエステル50%。ブリムは環境・生産者・繊維の安全性に配慮されたエコテックス認証取得済みのエコスエード(ポリエステル100%)。SDGs時代にふさわしい長く愛用すべきプロダクトである。
MOUT RECON TAILOR https://moutrecontailor.com END CUSTOM JEWELLERS www.instagram.com/end_custom_jewellers_official Topologie https://topologie.jp MOONSTAR https://store.moonstar.co.jp Goldwin www.goldwin.co.jp/goldwin THE FACTORY MADE https://factorymade.base.shop
写真・文:一史
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