【阪神】新監督・藤川球児氏は「頭がよく、周りに気を配れる人」と能見篤史氏が指摘 采配については「先のタイガースのことも考えて、いろんな起用をしてくるのでは」
岡田監督が藤川投手を見出し「JFK」確立
―――藤川新監督は現役時代、「火の玉ストレート」と呼ばれる直球が代名詞でしたね。少し“前から投げている”感じも? 「(投球時の)歩幅自体、人より広く、7歩~7歩半ぐらい。バッターからすると距離は近いです。それだけ体の使い方も非常に上手です」 ―――バッターは「近っ!」と感じるんですか? 「やっぱりボールを離す位置がだんだんバッター寄りになると、より近くには感じますね」 ―――そんな“藤川投手”の才能を見いだしたのが、岡田彰布前監督でした。先発では結果を出せなかった藤川投手をリリーフに転向。7回~9回にジェフ・ウィリアムス投手、藤川投手、久保田智之投手が登板する勝利の方程式「JFK」を確立しました。 「(岡田前監督が)見いだして、この3人がしっかり役割を果たしました。その中で、球児はちゃんと“自分が何をしたらこの2人はいきるか”っていうこともしっかり考えながらやっているのを僕は見ていました。7回に登板したりもしますし、例えばいろんな強打者がいる中で“自分が登板したことによって、次の投手が楽になるように”っていうのも考えながら」
阪神とオリックスが新監督就任で…能見さんは?
―――藤川新監督はどんな采配になるのでしょうか。“岡田采配”との違いなど、そのあたりはどう思われますか? 「岡田さんのものも大事にしながら、でも球児は球児の独自の野球の感性があるので。あと、自分だけではなくてその先のタイガースのことも考えて、たぶんいろんな起用をしてくるんじゃないかなと思います」 ―――そして気になるのは新監督を支えるコーチ陣。ちなみに、2022年、当時オリックスに在籍していた能見さんの引退セレモニーで、藤川新監督は「野球界は能見さんのことをほっておきません!」というメッセージを寄せていました。能見さん、来シーズンのスケジュールは…? 「スケジュールですか?しっかり空いております」 ―――だいたい(コーチ陣は)すでに決まっているものなのでしょうか? 「だいたいたぶんある程度もう決まっていると思います」 ―――オリックスの新監督に就任した岸田護さん(43)も能見さんにとって苦楽を共にした“後輩”ですね。 「そうですね。楽しみですね、2人とも芯をしっかり持っているので」 ―――もしかしたら岸田さんに呼ばれる可能性は? 「ないです、大丈夫です。基本は新監督が決まったときには、ある程度オファーはいっていると思います」 ―――直接電話とかあるんですか? 「基本は直接電話がかかってくると思いますよ。球団の方針もたぶんあると思いますが」 ―――では、来シーズンも番組での解説よろしくお願いします。 「はい、しっかりやります」 (2024年10月15日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)