「最初はころころした子どもでした」岡慎之助選手 地元・岡山の恩師が語る強さ パリ五輪・体操2冠
パリオリンピックの体操男子、団体に続いて個人総合で2つ目の金メダルを獲得した岡山市出身の岡慎之助選手(20)。小学2年から中学3年まで岡選手を指導した岡山市の体操スクールの「恩師」が喜びを語りました。 【写真】2017年、当時中学2年生の岡慎之助選手
(岡 慎之助 選手/1日の記者会見) 「まずは目標にしていた金メダルっていうところを獲得できてすごいうれしいですし、これまで関わってくれた人に感謝を伝えるではないですけど、『演技で返す』っていう思いで演技できたので本当に良かったと思います」 岡山市南区の「おかやまジュニア体操スクール」。岡選手はここで小学校2年から中学校3年まで体操の指導を受けました。 (岡 慎之助 選手から届いた動画メッセージ) 「三宅先生、金メダル取ったよー、最高ー!」 (小2から中3まで指導 おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 代表) 「個人総合を見てすごく成長が見えたなということと、時間が経つにつれて夢をかなえたなっていうことで、もう胸がいっぱいになっています」 岡選手が入会した時の印象は? (おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 代表) 「最初はもう足短く、手も短く、ころころした子どもでした。体操って見栄えなのでそこがマッチしなかったです、僕にとって。そういうのを変えたいから、短パンを少し短くして足を長く見せたりとか、いろいろやってきました」 岡選手にとって転機となったのは――。 (おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 代表) 「大きなけがを2年前に、前十字靭帯損傷したじゃないですか。あれからいろんな周りが見えるようになってきて、パリオリンピックを目指すっていうのはそこからスタートしました。人間として成長させてくれたなというけがだったなと」 岡選手といえば安定した着地。中学2年生のときのKSBのインタビューで次のように答えていました。 (中学2年生当時/岡 慎之助 選手) 「最後の着地がきれいにまとまるように、僕もオリンピックに出て着地をびしっと決めたいです」 (おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 代表) 「基本的にバランスの取り方もいいし、そこにもっていけば止まるっていうこと本人が覚えたから、ああいう着地になったんじゃないですか」 岡選手は、日本時間で8月5日に行われる種目別にも出場する予定です。 (おかやまジュニア体操スクール/三宅裕二 代表) 「種目別が、平行棒、鉄棒残っているんで、しっかりそれは思う存分きっちりとやるという、その中でメダルが取れたらもちろんうれしい」
KSB瀬戸内海放送