臨時国会は28日召集で与野党合意 所信表明演説は29日、規制法再改正など議論へ
自民党の坂本哲志国対委員長は15日、立憲民主党の笠浩史国対委員長と国会内で会談し、臨時国会を28日に召集する日程を伝達、合意した。29日に開会式を開き、石破茂首相が衆参両院の本会議で所信表明演説を行う。12月2日からは各党が代表質問に臨む。 令和6年度補正予算案の審議に先立ち、5日に衆院、6日に参院で首相や全閣僚が出席する予算委員会の集中審議を行うことでも一致した。政府は9日に補正予算案を提出し、財政演説を行う。 また、坂本氏は会期について12月21日までを念頭に置いていることを伝えた。 臨時国会では政府の総合経済対策の裏付けとなる補正予算案の審議や、自民党の派閥パーティー収入不記載事件を巡る政治資金規正法の再改正などが議論される見通し。 一方、笠氏は会談で、党首討論の定例化や、不記載事件の関係議員が出席する政治倫理審査会(政倫審)の開催を求めた。