<春に挑む>選手紹介/15 東海大菅生・大島健真/二松学舎大付・木村颯人 /東京
◇厳しい環境求め成長 東海大菅生 大島健真(1年) 仙台育英で1989年夏の甲子園準優勝を経験した元高校球児の父勝さんに影響を受けて野球を始めた。中学時代は宮城県のクラブチームでプレーしていたが、「厳しい東京の高校で甲子園を目指したい」と考え、同校の門をたたいた。 守備が得意な内野手で、特に塁間の送球には自信がある。新チームでは秋季都大会の2回戦で代打出場し、左前適時打を放つなど見せ場を作った。冬以降は臨時コーチに就いている元プロ野球ヤクルトの宮本慎也さん(52)から守備とバッティングを徹底的に教わり、上達を実感している。 正月休みで帰省した際、尊敬する父から「自分のプレーに自信を持て」と励まされ、気持ちが一段と引き締まった。【加藤昌平】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ左打ち(2)174センチ、77キロ(3)東北福祉仙台北リトルシニア(宮城)(4)結果を残して、野球を教えてくれた方たちに恩返しをしたい ……………………………………………………………………………………………………… ◇監督の言葉が自信に 二松学舎大付 木村颯人(はやと)(2年) 長打力のある打撃が持ち味の内野手。冬場のバットの振り込みと下半身強化により、打球に強さが増した。床に置いたバーベルを持ち上げる「デッドリフト」というトレーニングでは120キロを上げられるようになった。センバツに向けて自分を奮い立たせながら、練習に励んでいる。 今回初めてベンチ入りを果たし、チームを活気づける役割と準備時の指示役も担う。今年1月の誕生日に市原勝人監督から「フォームが良くなってきている」と褒められ、忘れられない日になった。 厳しくも楽しそうな練習や寮の雰囲気にひかれ同校に入学。みんなで入るお風呂の時間が好きという。オフの日は自宅で恋愛系や青春ものの映画を見るのが息抜き。【小林遥】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)178センチ、80キロ(3)練馬中央リトルシニア(4)ベンチでも中心メンバーになって、チームを勝利へ引っ張っていきたい 〔多摩版〕