<MLB速報>マー君に開幕鬼門。2被弾7失点で3回途中KO降板
メジャーリーグのレイズ対ヤンキースの開幕戦が2日(日本時間3日)、フロリダ州のトロピカーナフィールドで行われ、ヤンキースは田中将大(28)が先発。3年連続の栄誉だったが、スプリットが落ちず2本塁打を含む8安打7失点で3回を投げきることができずにKOされてしまった。 やはり開幕は鬼門なのか。 3年連続の開幕投手に指名された田中将大だったが、過去2年は勝ち星から見放されている。 初回、先頭のディッカーソンに落差の甘いスプリットをセンター前へ打たれ、続くキアマイヤーには左中間へ弾き返された。ガードナーがスライディングして抜けそうな打球を止めたが、無死二、三塁とされて、ロンゴリアにライトへ簡単に先制の犠飛を許す。さらにミラーの強烈なゴロを一塁のバードが一度グラブに入れたが勢いに負けてこぼした。二塁手がカバーしたが、内野安打。続くスーザJrをストレートの四球で歩かせて満塁となって、モリソンにまたスプリットを捉えられセンターへ2点タイムリー。マー君は、緊張の立ち上がりに狙われたスプリットが落ちずに3失点してしまった。 3点を追うヤンキース打線は、WBCの米国代表だったレイズの先発、アーチャーから二回に一死から3連打で1点を返し、なお一死二、三塁からトレイエスの二塁ゴロの間にもう1点。2-3と1点差につめよった。 援護点をもらった田中だったが、立ち直れない。二回二死からキアマイヤーに四球を与え、昨季36本のロンゴリアにスプリットの抜け球をフルスイングされ低い弾道でレフトへ突き刺さる2ランを浴びる。3回にも、一死からモリソンに右中間に高々と上がるソロアーチを許した。続くベッカムにも三塁線を破られる二塁打。スミスには、セーフティーバントを仕掛けられ、捕手のサンチェスが焦って一塁へ悪送球。走者が還って2-7とリードを広げられ、この回、二死三塁で、左のディッカーソンを迎えたところで交代を告げられてしまった。 3回持たずに67球8安打7失点の内容でKO降板。3年目も開幕戦を飾ることはできなかった。