「ここは絶対に譲れない」斉藤立 金メダルへ「覚悟は決まっている。何が何でも勝ちにいく」
柔道男子100キロ超級でパリ五輪代表の斉藤立(22)=JESグループ=が4日、東京・多摩市の国士舘大で練習を公開した。残り2か月を切ったパリ五輪へ「覚悟は決まっている。今はプレッシャーを力に変えられる状態。何が何でも勝ちにいく」と意気込んだ。 この日は約50人の報道陣が集まった。「自分だけのあれ(練習)でこんなに来るなんて。最初の10分は恥ずかしいと思いながらやっていた。五輪ってやっぱすごいな」と注目度の高さを実感。母校で午前は約4時間の陸上トレーニング、午後は約2時間の稽古に励み「こうやって追い込んだ稽古を続けていくことで自信がつく。試合で自分の力になる」と汗を拭った。 五輪連覇の故・斉藤仁氏を父に持ち、日本柔道初の親子での金メダルが期待される。「自分だけの夢じゃない。お父さんが望むのも、自分が望むのも、みんなが望むのも金メダル。ここは絶対に譲れない」と決意の面持ちだった。(林 直史)
報知新聞社