菊池風磨がMCで活かす自身の経験 川島明も絶賛するバラエティ力で次のステップへ
『何か“オモシロいコト”ないの?』で光る臨機応変な対応
菊池がMCを担う番組として他に挙げられるのは、シソンヌの長谷川忍とタッグを組んだ『何か“オモシロいコト”ないの?』(フジテレビ系/以下、『何かオモ』)だ。本番組は、「ゲストのトップ女優を笑わせるべく、毎週さまざまな“オモシロい”(…かもしれない)企画に挑戦していく新バラエティー」である。番組内容は、長谷川から100回ツッコミを受けられなければ終わらないという、長谷川にとってもゲストにとってもハードな「ツッコミ100回受けられるか?」を始め、おかずをワンバウンドさせた白ご飯を食べておかずの種類を当てる、「ワンバンライス」など、目新しい企画も目白押しだ。 『何かオモ』を観ていると、番組ゲストがより際立つように、長谷川と息を合わせて黒子に徹している菊池の姿勢が分かってくる。特に「ツッコミ100回受けられるか?」では、ゲストがボケやすいようにアシストしたり、ボケにノって笑いを膨らませたりと、さりげない立ち回りが見事だ。菊池自身が本来スポットライトを浴びるアイドルの立場であるにもかかわらず、うまく身を引き共演者を立てることができるのも、MCとしての信頼につながっているに違いない。 そんな菊池の活躍はすでに川島も気づいているようで、菊池がゲストとして登場した6月15日放送のラジオ番組『川島明 そもそもの話』(TOKYO FM)では、川島が菊池のバラエティ力を褒めちぎっていたのも印象的だった。「(川島の)クセとか考えてることを読み取ることが上手い」「風磨くんは芸人として思ってる」など、絶賛の数々に「マジっすか! 激アツっすね!」と嬉しさを露わにした菊池。一見クールに見えるが、素直に感情を表現する人間らしさも菊池の大きな魅力の1つだ。 敬愛する川島とのMCタッグ実現を目前に、俄然気合が入った様子。共演多数の彼らが創り出す番組は、毎週のようにお茶の間を賑わせるだろう。活躍の場を広げ続ける菊池が、今後どのように番組を彩っていくのか、期待で胸が熱くなる。
神田佳恵