山本舞香との雪解けにほっこり… NHK朝ドラ『おむすび』”沙智”の笑顔を引き出した橋本環奈の"結"名言とは?
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第45話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】 【写真】山本舞香の貴重な笑顔が見逃せない!未公開写真はこちら。NHK朝ドラ 『おむすび』劇中カット一覧
沙智(山本舞香)が陸上を辞めた理由とは?
聖人(北村有起哉)は、神戸市職員の若林(新納慎也)が渡辺孝雄(緒形直人)の靴店から追い出される場面に出くわす。若林が言うには、震災直後の孝雄は復興に向けて精力的に活動していたものの、しばらくしたら張り詰めていた気持ちが切れて、再び塞ぎ込むようになっていったという。 一方、自分が作った献立が翔也(佐野勇斗)を苦しめていたことを知った結(橋本環奈)は、教室で献立の見直しをしていた。出くわした沙智(山本舞香)に、結は泣きながら自分が間違ってたと吐露する。見かねた沙智は、筋肉量やどんな体づくりをしたいかによって食事の摂取量が変わるなどのアドバイスをしながら一緒に献立を見直してくれた。 そして沙智は、陸上選手時代に、顧問の間違った指導で摂食障害になってしまった過去を語る。疲労骨折で入院し、検査をすると骨密度の低さや貧血など、あらゆる問題が抱えていたという。 沙智がこの専門学校に入学したのは、間違った指導法に苦しむアスリートを減らしたいという思いで、1日でも早く資格を取って現場に出たいという思いからだった。 その話を聞いた結は「好きなことを貫いて生きる人はみんなギャル」という持論で、沙智を連れ出し、佳純(平祐奈)森川(小手伸也)と、今度こそ4人でプリクラを撮って一致団結するのだった。 話を聞いた結は、好きなことを貫いて生きる人はみんなギャルであるという持論をぶつけると、結、沙智、佳純(平祐奈)森川(小手伸也)の4人でプリクラを撮って一致団結するのだった。 沙智の壮絶な過去が明かされた第45話。結たちJ班が揃ってプリクラを撮る姿に、雪解けを見たような気がした。Xでは、沙智の変化に対する反応が寄せられていた。「サッチンとはなんとか打ち解けられてよかった」「プリで恥ずかしサッチン。」「最後はやっぱりプリなんだね」「はじめてのサッチンの笑顔見れてうれしかったなぁ」といった投稿が見られた。 同時に、阪神・淡路大震災以降、ナベさんが今でも苦しんでいるというショッキングな話も展開された。「人によって復興の時間違うって事か」「立ち直る早さは人それぞれ。」「立ち直ったと思ったら、また沈む…の繰り返しをしてる人が大半じゃないのかなぁって。」「心を開く前段階がまだないナベさん。」「ナベさんが震災後の一瞬だけ、遮二無二頑張ってしまったのもうなずける」など、ナベさんへの同情の声が上がっていた。 今週の放送は、結に大きな試練が降りかかったが、それを乗り越え、大きく成長したように感じる。次週はナベさんの心の動きに注目したい。 (文・野原まりこ)
野原まりこ