沖縄の高江ヘリパッド移設 反対派住民が会見(全文1)人権と環境の問題
安次嶺現達さん オスプレイ被害について
安次嶺:どうも皆さんこんにちは。高江から来ました、安次嶺といいます。よろしくお願いします。私は今の映像にも見たと思いますけれども、このオスプレイの被害について私たちの家族がこのオスプレイでどれだけ被害に遭って、どれだけ精神的に痛めつけられていることをちょっとお話ししたいと思います。 私たち家族は14年ぐらい前に本当に素晴らしいこの高江の森、環境の中で、子供をここで伸び伸びと育てたいということで、14年ぐらい前に引っ越してきました。 私がここに来る前は、嘉手納基地のすぐ近くで何年かずっと生活してたんですけども、やっぱりそこもすごい騒音がうるさくて、今のところに引っ越ししてきたとこもあるんですけども、来てちょっとしたらまたこのやんばるの森もこのオスプレイの騒音がすごい激しくなっています。 私は今までこういう反対運動とかやったことなかったんですけれども、このオスプレイが来るということで、やっぱり自分たちの生活が騒音に、被害に遭うんじゃないかということで、10年前から声を上げてます。 で、今現在、本当にこの、もう私たちは10年前からオスプレイが来るんじゃないかと、国にずっと訴え続けてきましたけども、国はそういうのは聞いたことがないとか、来ない、知らないということでずっと隠してきたんですね。しかし3年前に本当にこのオスプレイがこのやんばるの森を飛ぶようになって、すごい被害が今、起きてます。 このオスプレイが一番うるさいってときは、2週間ぐらいずっと昼間、もう夕方も夜遅くまで、遅いときにはもう11時ごろまで、2週間、毎日続けて飛んでたことがあって、私たちが住んでるとこはほとんど、だいたいもう早くて8時、遅くても9時ぐらいには寝るんですね。寝たかなと思ったらそのオスプレイが飛んできて、それからもう2時間も3時間もずっとこの騒音をまき散らしてる状況です。 今現在、子供4人と私と妻と6人で住んでますけども、本当にこのオスプレイの騒音で、2週間も続いたら本当に夜は眠れない。寝たかと思ったら起こされて、ちょっと精神的にちょっと今、学校に行けない状況になってます。 今の状況を私が住んでる東村の役場のほう、あと学校の教育委員会にとにかくなんとかしてくれと要請を出しました。それから村からも防衛局に対して要請を出してますけど、なんの変わりもありません。このオスプレイが高江集落を囲むように6カ所できる計画があるんですね。今現在、2カ所出来上がって、あと今、4カ所の工事が強行に行われてますけども、この残りの4カ所ができたら本当にこの高江に人が住めるのかという、いつもそういう恐怖と怒りと、そういう思いで毎日暮らしてます。 とにかくこの米軍基地が提供されてしまったら、自分たちがいくら声を上げてもどうしようもないというそういう話も聞いてて、なんとか今の工事が米軍、オスプレイの工事が終わらない前に、今の工事のうちになんとか止めたいっていうことで、今、国を訴えて高江の住民が今立ち上がって、頑張ってるところです。 ありがとうございます。よろしくお願いします。