地元松戸は大喜び「次は綱取りだ」 大関・琴桜 九州場所優勝で
大相撲九州場所千秋楽の24日、松戸市八ケ崎の商業施設「テラスモール松戸」でパブリックビューイングが開かれ、地元出身で市内にある佐渡ケ嶽部屋の大関・琴桜の相星決戦を見守る市民応援団約260人が集結。初の賜杯に「次は綱取りだ」と盛り上がった。 琴桜は今年1月に大関に昇進し、3月、5月場所と優勝争いにも絡んできた。大関同士で決戦相手の豊昇龍は日体大柏高校出身で東葛地域同士の縁。「三度目の正直」の期待で市民の熱気も高まった。 大歓声の中、両大関がぶつかり、見事、琴桜がはたき込んで豊昇龍に土をつけると、観戦していた本郷谷健次市長も「次はパレードだ! 横綱だ!」と跳び上がった。 松戸商工会議所女性会のそろいの法被で応援した吉場清子さん(64)は「涙が出ちゃう、おめでとう」。市相撲連盟の子供相撲教室に通う小学5年の有泉青惺(あおせ)さん(10)は「投げに耐えてやってくれた。横綱になってほしい」と喜んだ。【柴田智弘】