2026年の大河ドラマは『豊臣兄弟!』主演は仲野太賀で「太賀が大河」
2026年の大河ドラマが『豊臣兄弟!』に決定、そして仲野太賀が主演することが発表された。3月13日、NHKが渋谷区の同局で発表会見を開き、発表した。 目標だった「太賀が大河ドラマの主演」が現実に! 喜ぶ仲野太賀 物語の主人公となるのは、豊臣秀吉の弟で天下一の補佐役とされる豊臣秀長。「お気づきの通り、太賀が大河の主演です」と制作統括の松川博敬氏に紹介された太賀は、「太賀が大河とシャレになってしまって、いきなり三段落ちみたいになって……本当に申し訳ないです」と笑うと、「こんなに光栄なことはないなと思っております。今日という日が来るのがすごく待ち遠しくて、無事皆様の前で発表できていることをとても光栄に思いますし、心底ほっとしております」と噛みしめるようにコメント。 そして「これまで偉大な先人の方々がつないでこられた後を僕が預かるということで、その重みをすごく感じていると同時にとてもワクワクしているのが正直なところ。このチームで最高に面白い大河ドラマを作りたいですし、最高に魅力的な豊臣秀長を演じられたらと思っております」と意気込みを語った。 話を聞かされたのは昨年の10、11月頃だったという。 「まあ、こういう名前なので幼少期の頃からもそうですし、俳優を始めてからも、太賀がいつか大河ドラマの主役になればいいねとか、いじりにいじり倒されてきて、僕も俳優の端くれである以上、大河ドラマの主役は夢。自分の中で目標にしていたことだったので本当に驚きました」 大河ドラマの主演は、「あまりにも大きく、そして遠い夢だった」としたうえで、「これまでたくさんの仕事をさせていただいてきて、大きな仕事も小さなセリフもないような役だったりも、一個一個の積み重ねでしかなかったんだっていうことが実感としてあります。全部がつながってるんだなって思えたというか、無駄なことは何ひとつなかった。もちろんこれがゴールではないですけど、こんな日を迎えることができたっていうのは…俳優をやっててよかったなと思います」 『風林火山』『天地人』『江~姫たちの戦国~』『八重の桜』、そして『いだてん』と大河ドラマへの出演経験は豊富。『江~姫たちの戦国~』では豊臣秀頼を演じており豊臣家とも“近い関係”でもある。「豊臣家にすごく救われてるというか、とても縁があるなと感謝しております」と、仲野。 「『江』で豊臣秀頼という役を演じさせていただいたんです。その頃は何者でもないというか、ただの10代の俳優だったんですけど、自分のキャリアの中でも、豊臣秀頼を演じた経験はものすごく大きくて。その時の自分には初めてくらいの反響をいただいたりして、一つステップアップできたのかなっていう思いがありました」と振り返る。『豊臣兄弟!』豊臣秀長を演じ、さらにステップアップすることはほぼ確実だ。 大河ドラマは多くの場合、歴史上の有名人が主演となることが多いが、秀長は名のある人ではあるものの、天下人となる秀吉の隣りにいて支える人。 「誰しもに大河ドラマはありえるというか。そういう意味でも、秀長さんを演じられるっていうのは未知な部分もありますし、世間の皆様が知らない部分があったりすると思うので、すごく自由度もあって楽しく生きれるのかな」 さらに「明らかに豊臣秀吉の方が圧倒的に有名だけど、秀長自身も誰かにとっての太陽だったり、そうなり得ることがあるんじゃないかなと思っています」と話していた。 2025年夏にクランクイン予定。