年収300万円で「レクサス」に乗りたいです。長く乗るなら「サブスク」より「購入」のほうがお得ですか? 10年乗る場合、どのくらい違うでしょうか?
レクサスに乗ってみたいけれど、値段が高くて手が出ない……という人もいると思います。 車に乗る場合、車を買うのではなくサブスクにするという手段もありますが、サブスクなら安くなるのか、検証してみます。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
車のサブスクとは
車のサブスクとは、車を購入するのではなく、定額料金を毎月払いながら車を使うサブスクリプションサービスのことです。つまり、定額で車を借りていることになります。 車両は自分名義にはならないものの、初期費用なしで車に乗れることや、好きな新車を選べることなどがメリットです。税金や車検代、自動車保険やメンテナンス代などが月額料金に含まれているプランがあります。 ■サブスクの注意点 まず、サービスによっては車両保険に別途入る必要があります。 そして、サブスクは原則として年単位での契約となり、基本的に中途解約ができません。もし中途解約すると、残りの契約期間中に支払うはずだった代金をまとめて支払う必要があるなど、解約の条件が厳しいケースがほとんどです。 また、サブスク終了後に車を返却する都合上、サブスクの車には走行距離の制限が設けられており、車のカスタマイズが禁止されている点も注意してください。 さらに、車内喫煙の制限、ペットの乗車制限といった事項が付いた契約もあります。
サブスクでレクサスを入手した場合の支払額
トヨタの窓口「KiNTO」で3年間のサブスク契約をした場合で考えます。 UX300h “version L” 2WD(5人乗り)を選択し、ボーナス月の追加支払額を11万円とした場合の毎月の支払額は7万8130円です。 この代金には、車両登録費用や車検代、税金、自動車保険、メンテナンス費用が全て含まれています。
レクサスを購入した場合の支払額
レクサスをサブスクではなく、購入した場合の支払額はいくらになるかを解説します。 ■ローン支払額 頭金0円、36回払い、残価設定型クレジットでボーナス払い11万円を年2回するとした場合、初回支払額8万3303円、月々の支払額は8万1200円です。残価設定型クレジットは最終回支払時に残りの金額をまとめて支払う契約であり、最終回支払額は291万1680円です。 ■車検費用 初回車検に全国平均で7万1650円かかります。サブスクと同様に3年間の使用で考えると、初回車検は3年間有効なので、車検の回数は1回になります。月割りすると1月当たり1990円の負担です。 ■自動車税 毎年3万9500円かかり、月割りすると3292円です。 ■保険料 「おとなの自動車保険」の場合、保険料はブルー免許の場合、年間4万5540円になります。月割すると3795円です。