【速報】奈良の土砂崩れ 人体の一部、骨の状態で発見 消防「骨は運転席の近くで多数発見」奈良・下北山村
奈良県下北山村の国道で土砂崩れが起き、捜索活動が続けられていましたが、12月28日、土砂に埋まった車の運転席付近から、人体の一部が、バラバラになった骨の状態で見つかったということです。 【画像を見る】引き上げられた車の様子 原型とどめず、全焼したという 午後2時ごろから、現場では重機によって車が引き上げられています。引き上げられた車の一部は、原形をとどめていません。消防によりますと、燃えたような痕跡があり車は全焼していたということです。 この土砂崩れは、12月23日の夜、奈良県下北山村の国道沿いの斜面が高さ40m・幅20m~30mにわたって崩れました。少なくとも車1台が取り残されていて、救助隊が捜索を続けていました。 この道を通ったとみられる和歌山県在住の70代の男性と連絡が取れていないことと、男性の車とナンバーが一致しているということから70代の男性が乗っていたとみられています。 昼ごろ、取材に応じた消防署長は、行方不明の70代男性と似た部分があるのかと聞かれると、「そこまでは確認できていない。警察と連携して確認をすすめていく」と話しました。つぶれてしまった車両の上部を覆った土砂を撤去しながら、引き続き、捜索を進めていました。 その後午後2時ごろになって、車が引き上げられました。運転席の近くから骨が多数見つかったということです。現場では土砂崩れ後から25日ごろにかけて、白煙が確認されていました。土の中で車が燃えていた可能性があります。 警察は、鑑定を行って人定確認を進める方針です。