豪雨被災の湯平に緊急避難所を新設へ 避難中の家族4人が犠牲 高台に2階建て、来年3月末完成予定 大分
4年前の豪雨で被災し、避難途中の家族4人が死亡した大分県由布市の湯平地区で緊急避難所の工事が始まりました。 この緊急避難所は由布市が2億1000万円余りをかけて、湯平地区の高台に整備します。2020年7月の豪雨では旅館街を流れる川が氾濫したほか、車で避難中の家族4人が死亡しました。 大きな被害を受けた湯平地区について、市は「復興まちづくり基本計画」を策定。この一環として万一の際、住民が安全に過ごせる緊急避難所を新たに整備することを決め、工事の開始に合わせて20日、関係者が安全を祈願しました。 建物は鉄筋コンクリート2階建てでのべ床面積500平方メートル余り、1階には防災用の資機材のほか水や食料を備蓄します。緊急避難所は来年3月末の完成を予定しています。
大分放送