【図】福島第一原発事故から6年 避難指示区域の指定の状況は?
東日本大震災から6年。直後に起きた東京電力の福島第一原発事故で出された福島県内の避難指示区域は今春、富岡町など4町村で帰還困難区域を除き解除される。 【図】福島第一原発事故から5年 避難指示区域の指定の状況は?
4町村で帰還困難区域を除き解除へ
今月31日には、浪江町と川俣町、飯舘村、4月1日には富岡町のそれぞれ居住制限区域と避難指示解除準備区域が解除される。 ただ、福島第一原発がある双葉町と大熊町の全域と、南相馬市、浪江町、富岡町、飯舘村、葛尾(かつらお)村の帰還困難区域はまだ解除されないままになっている。
避難指示区域には、放射線の年間積算量が50ミリシーベルト超で、5年たっても20ミリシーベルトを下回らない見込みの「帰還困難区域」、20ミリシーベルトを超える恐れがある「居住制限区域」、20ミリシーベルト以下になることが確実とみなされた「避難指示解除準備区域」の3つがある。