「じゃまものはけしてしまえ」本当は怖い!? 『ドラえもん』に登場する「闇深なひみつ道具」
藤子・F・不二雄さんによる国民的アニメ『ドラえもん』。3月1日に公開された『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』も大ヒットを飛ばしている。 ■【画像】「怖すぎる…」血走った目でスパナをぶん回す“ダークな”ドラえもんの姿■ ドラえもんが四次元ポケットから出すひみつ道具の数々は、我々の夢を叶えてくれる素敵なものばかり。誰もが一度は使ってみたいと思ったことがあるだろう。 しかしそんなひみつ道具のなかには、使い方によっては人をダメにしたり、大惨事を引き起こす可能性のある怖い道具も存在する。そこで今回は『ドラえもん』に登場する「闇深なひみつ道具」を紹介する。
■過剰摂取注意!? なんでも吸い込む「ミニ・ブラックホール」
まずはてんとう虫コミックス第26巻「のび太のブラックホール」という回に登場した「ミニ・ブラックホール」を紹介する。 ご飯をあまり食べたがらないのび太。心配するパパとママのため、ドラえもんはひみつ道具「ミニ・ブラックホール」を取り出した。これは、あらゆるものを引き寄せ飲み込むブラックホールのミニチュア版だ。炊飯器型の容器に入ったかけらを口の中に入れると、お腹が空いて普段以上にご飯を食べれるようになるという。のび太もたちまちお腹が空きはじめ、ご飯を夢中で食べ出した。 その後、空き地で「ご飯を6杯も食べた」とみんなに自慢するのび太だったが、流れでジャイアントと大食い勝負をすることに……。勝負に勝ちたいのび太は、勝手に「ミニ・ブラックホール」を全部飲み込んでしまう。 そのおかげでなんなく大食い勝負に勝利し家に帰るのび太だったが、どうも様子がおかしい。お腹が空いて仕方がないのだ。空腹を堪えつつ昼寝してしまうのだが、呼吸をするたびに部屋にある本や小物、さらには椅子や勉強机まで次々と飲み込んでしまう。挙句の果てには、おやつを持ってきてくれたしずかちゃんやドラえもんまでも飲み込もうとしてしまっていた。 絶体絶命の状況だったが、ドラえもんが出したひみつ道具の「ブラックホール分解液」を使用し、なんとかことなきを得た……というエピソードだ。 寝てる間に未来のお嫁さんであるしずかちゃんを飲み込まずに済んで、本当によかった。しかし、ミニチュアといえブラックホールだ。「家をまるごとのみこむほどの力がある」とドラえもんが言っていたが、一歩間違えばさらなる大惨事になっていたのは間違いない。