【ボートレース】山田哲也が史上38人目の24場全制覇を達成「出来すぎ」と笑顔/若松
<若松ボート>◇最終日◇1日 1枠・山田哲也(41=東京)がイン速攻を決め、通算38人目となる24場制覇を達成した。インからコンマ06と、ただ1人ゼロ台の踏み込みを決め、中辻崇人以下、5人の攻めを悠々と振り切った。展開を突いた富田恕生が中辻の追い上げを振り切って2着、中辻は3着だった。 王手をかけてから、何度も足踏みしてきた。一昨年6月、昨年5月と優出したが、機力も足りなかった。今年3月は停電での打ち切りもあり、流れも失い欠けた分、今節は気合が入っていた。「もう40歳も超えたので、何回もチャンスはないので決めたいと思って来た」。手にした32号機は複勝率29・5%だったが、しっかりと調整して仕上げてきた。「少し外すと乗り心地が駄目だけど、優勝戦が一番いい仕上がりだった」。集中して臨んできた結果は、12戦11勝2着1回の準パーフェクトVだ。 「出来すぎ。でも、7日間は長かった」と思わず苦笑い。優勝戦も先に24場制覇を達成している中辻崇人が強力な伸びを見せていただけに、「いや、こわかったですよ。でも、その分、集中できたと思います」。かっぱくんトロフィーを手にしながら「G1よりうれしい」とやっと肩の荷を下ろした。今後はさらにSG、G1での活躍を視野に入れる。今年3度目の優勝を決め、「来年戻って来られるように」と当地SGクラシック参戦を目標に突き進む。