皇室最高齢・101歳の三笠宮妃百合子さまが15日朝、老衰のため亡くなられました。 百合子さまのご遺体は15日午前9時半ごろ、赤坂御用地に戻りました。午後、三笠宮邸には天皇皇后両陛下や上皇ご夫妻、愛子さまなど皇族方が弔問のため次々と訪問されています。 【写真】1956年８月スリランカ（当時セイロン）・コロンボ空港に到着された三笠宮ご夫妻　提供・読売新聞社 天皇陛下の大叔母にあたる、三笠宮妃百合子さまは15日朝、老衰のため亡くなられました。宮内庁は逝去を受け、会見を行いました。 宮内庁　諸橋省明宮務主管 「崇仁親王妃百合子殿下には本日午前6時32分、聖路加国際病院において薨去されました」 今年3月から入院していた百合子さまは、先週までリハビリを続けられていましたが、今月7日の検査で心臓や腎臓など全身の機能が低下していることが分かりました。 今週に入って声かけに対するうなずきや目を開く時間が減っていたということで、15日早朝、徐々に血圧が下がり、午前6時32分老衰のため穏やかに息を引き取られたということです。 15日は正午すぎに、天皇皇后両陛下が弔問のため三笠宮邸を訪問され、午後1時半すぎ、長女の愛子さまも訪れました。さらに上皇ご夫妻が弔問を行われ、秋篠宮ご夫妻、佳子さま、悠仁さまも訪れるなど皇族方の弔問が続きました。秋篠宮ご一家は、皇居で両陛下にお悔やみも述べられています。 また赤坂御用地の三笠宮邸内では、16日から一般の人向けに弔問記帳所を設けるということです。