「（来季）思い描いているところに彼らが入っているのもあります。だからその期待を持って（宮崎に）見に行きたいですし、若さがあふれるフェニックス・リーグ、秋季練習、秋季キャンプにつながってほしい」

迅速に、そして着々と進む球児阪神のチーム作り。その目は代名詞の直球のごとく真っすぐと頂点を向いている。（原田遼太郎）

◆高知県観光コンベンション協会・坂本龍馬スポーツ部長　「（藤川監督就任で）高知は、かなり盛り上がっていますよ。色々な企画を考えています。（球団と）話をさせていただき、実現したいと思っています」

★ドラフト会議「丁寧に話を」

藤川監督は24日に迫るドラフト会議についても入念な話し合いを行った。「たくさん素晴らしい選手がいるというのをきょう改めて見て、楽しみだな、と。未来のある選手たちを預かる可能性があるので、丁寧に一つずつ話を聞いていました」。阪神のドラフト1位指名候補は関大・金丸夢斗投手、明大・宗山塁内野手の2人が有力となっている。指揮官も「その日が楽しみですね」と笑顔をのぞかせた。

■過去の秋季キャンプでの実戦

★2015年（金本監督）　ファンサービスで祝日の11月3日に紅白戦を実施。最後の日曜日となった15日にも紅白戦を行い、今成亮太の本盗などで白組が勝利した

★17年（同）　韓国LGとの練習試合を行い、高卒1年目の才木浩人が先発。3回無安打無失点の快投を見せた

★18年（矢野監督）　A、B組に分かれた実戦形式（3イニング制）の練習を行い、中谷将大が〝矢野虎1号〟を放った

★19年（同）　紅白戦を実施し、紅組は秋山拓巳が、白組は青柳晃洋が先発した