「本当は刑務所行きたくない!」頂き女子・りりちゃんが本誌に明かした衝撃的すぎる拘置所生活…「レターパックに覚醒剤」事件も
「本当は刑務所行きたくない!」 “頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣被告が逮捕されたのは約1年前、2023年8月のことだった。自らを「頂き女子」と名乗り、中高年男性のことを「おぢ」と呼ぶ。そして“頂いた”金はホストに貢ぐ生活を送っていた。 【写真あり】悲痛!りりちゃんが親友と交わしたLINE【入手】 「渡辺被告は、複数の男性に恋愛感情を抱かせ、1億5000万円以上の金を騙し取ったとされる詐欺罪や、その手法をマニュアル化して販売したことが、詐欺ほう助に問われ起訴されました。2024年4月22日、名古屋地方裁判所で『懲役9年・罰金800万円』の実刑判決が下されています。現在は控訴中で、8月7日に控訴審の初公判がありました」(社会部記者) SNSを通じ、積極的に“おぢから頂く”姿を発信していた渡辺被告は大きな注目を浴び、2023年の流行語大賞には「頂き女子」がノミネートされるほどであった。 渡辺被告が騙し取った金の多くは、ホストクラブの飲食代に消えた。一連の事件をめぐり、渡辺被告が通った店の元ホスト・田中裕志被告と、元責任者・橋本一喜被告は組織犯罪処罰法などの罪に問われている。 「田中被告は、2024年2月22日に行われた初公判で、騙し取った金だと知っていながら渡辺被告から受け取ったとして起訴内容を認め、8月20日に行われた被告人質問では、反省の弁を述べました。一方、8月19日に初公判が行われた橋本被告は『騙しとった金だとは知らなかった』と一部否認し、無罪を主張しています」(同) 世間を巻き込み、多くの被害者を生んだ渡辺被告の現在の心境を聞くべく、本誌は面会に向かった。 強い日差しが照りつける8月下旬、肩より少し長めの黒髪に透明な縁のメガネ、そして左胸に犬柄のワンポイントが付いた黒色の半袖Tシャツを着て、記者の前に現れた渡辺被告は 「こんにちは!」 と、第一声では明るい声で人懐っこい笑顔を見せた。 ーー控訴審の初公判から約2週間経ちました。今の心境は? 「もうすぐ刑務所だなあって思いました。捕まった時から弁護士さんには『刑務所に行く可能性が高い』って言われていて。 ずっと現実逃避をしながら生きてきたから、判決は受け入れられてなかったんだけど……(逮捕されて)1年間で向き合って、今は受け入れています。(刑務所の中では)勉強とかも頑張ってみたい!」 とスラスラと話しながらも、時折うつむく渡辺被告。記者が「今は前向きに生きていこうとしているんですね」と声をかけると、彼女は突如声量を上げて冒頭のとおり、「刑務所に行きたくない」と“本音”を漏らしたのだ。そして、慌てたように「でも被害者の人いるからこんなこと言っちゃいけないんだけど!」と続けるなど、葛藤している様子だ。 ーー拘置所には手紙がたくさん届いているんですね。 「手紙は1日1通は届きます。ファンの女の子から来たお手紙は返すようにしているんです! 返事を書こうと思っている手紙を数えたら、90通くらい溜まっていました。獄中日記や手記も書いていたから全然返せてなくて……あ、返せてないことも獄中日記に書かないと」 手紙には、多くの男性から送られてくるという。 「変態な男の人からも手紙くる(笑)。『パンツを売ってくれたらお金をあげる』みたいな内容でした。私と同じように、勾留されてる男の子からの手紙もたくさん来ますよ。相手の親の名前が入っている婚姻届が入っていたこともあった! その人も勾留中で、『もうすぐ刑務所に行くから結婚を急いで欲しい』みたいな手紙の内容だったんですけど、『わたしあなたのこと知らないし』と思って、全部無視してます。 男のコからの手紙は20代前半~40代後半の人が多いかな。そういえば、今日看守さんに『部屋を綺麗にしなさい』と言われたから、返事しない手紙だけ処分してもらったんですけど、160通もありました! でも、届いたものは全部見てます」 ーー差し入れで驚いたものはありますか? 「覚醒剤が入っていたことがあるんですよ! レターパックが届いたから、職員さんが目の前で開けてくれたんですけど、漫画が入っていました。最後にこれ以上なにも入っていないかレターパックの袋を確認したら、白色のキラキラしたパケが入ってたんです。『なにこれ!』って騒ぎになりました。 調べたら覚醒剤で、『あなたと送り主はどういう関係なの?』と聞き取りを受けました。送り主も当然、取り調べを受けたみたいです。もちろん私にとって全然知らない人です。薬でおかしくなって間違えて入れてしまったのかな」 ーー真衣さんの通っていたホストクラブの元責任者・橋本被告は、初公判で容疑を否認しています。 「裁判のこと、知らなかった! 店の名前は『club LATTE』!指名していたのは歩くん!」 面会時間もあと5分に迫り、記者がかつて通っていたホストの件について質問をぶつけると、渡辺被告はこの日いちばんの嬉々とした声で、指名していたホストの源氏名をあげた。そして、「可哀想……」と言葉を漏らしたのだ。 「元責任者の子、役職が上がったばっかりだったんだよね。だから、私のせいで捕まって『club LATTE』が潰れたのは申し訳なかったと思う。 でも、店で私以上にお金を使っていた子はたくさんいて、“知らない”訳はないと思います。普通に考えて、私ぐらいの年齢の子がそんなにお金持っているわけない! でも“黙認”されていたから。黙認されている以上、(店ではなく)ホスト業界自体を変えないと意味がないと思う」 “黙認”という言葉を強調した渡辺被告は、自身の将来について、どう考えているのか。 「新宿にいたら“明日のこと”なんて考えたことがなくて、それが“9年後”の未来を想像するなんて不思議な気分です」 無事更生できるとよいけれど……。