ジェフ・ベゾスやゲイツ夫妻ほか、億万長者たちの「最も高額な離婚」ランキングTOP3
ジェフ・ベゾス & マッケンジー・スコット
380億ドル(約5兆9,375億円) GAFAMのうちのもう一つ、アマゾン創業者ジェフ・ベゾスとその妻マッケンジー・スコットも25年間連れ添ったのち2019年に離婚を発表。離婚調停により、マッケンジーはアマゾンの株式4%(約380億ドル)を取得。そのほか米紙ワシントン・ポストとベゾスの宇宙旅行企業ブルー・オリジンの株は手放すとした。 離婚理由については明らかにされていないが、その直前に起きたジェフとニュースキャスターのローレン・サンチェスの不倫スキャンダルが直接の原因とみられている。
この離婚により世界で3番目に裕福な女性になったマッケンジーは離婚発表直後に前述のゲイツ夫妻とウォーレン・バフェットが始めた寄付誓約書「ギビングプレッジ」に署名。「私には不相応な資金がある。これからも思慮深く慈善活動に取り組み、金庫が空になるまで寄付を続ける」と表明している。米『フォーブズ』誌によると、彼女の生涯にわたる慈善活動への寄付総額は既に173億ドルに上っている。 2024年現在、マッケンジーは同誌が選ぶ、「世界で最も裕福な女性10人」の中で356億ドルで第5位にランクインしている。 写真/ジェフ・ベゾスと彼の不倫相手で現在婚約者のローレン・サンチェス。アマゾン創業者は今回はしっかりと婚前契約を結ぶ様子。
アレク & ジョセリン・ウィルデンスタイン
25億ドル(約3,900億円) その個性的な容姿から「キャットウーマン」「ウィルデンスタインの花嫁」などといった呼び名で呼ばれるスイス出身のソーシャライト、ジョセリン・ウィルデンスタインは1990年代後半に、20年以上連れ添った美術商で50億ドル以上の資産を持つ億万長者の夫アレク・ウィルデンスタインと離婚。ジョセリンは当時の離婚和解金としては最高額となる25億ドルに加えて、その後13年間に渡って毎年1億ドルを受け取っている(アレクは2008年にガンで他界)。 大きな財産を手にしたにも関わらず、贅沢なライフスタイルで知られたジョセリンは2018年に当座預金残高を「0ドル」になったとして破産を申請。トランプ・ワールド・タワーにあった彼女の3つの高級アパートは差し押さえられた。 現在、83歳で無収入で貯金もほとんどないというジョセリン。HBOでは彼女の人生を題材にしたドキュメンタリーを制作中だそう。