藤原竜也、初の福田組で思わぬ“洗礼”「僕の積み上げて来たものを一瞬にして崩された」
俳優の藤原竜也が、11月21日に都内で開催された映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」“完成報告会:神々たちの降臨祭”に登場。W主演の松山ケンイチ、染谷将太、共演の岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS)、勝地涼、白石麻衣、川口春奈、 山田孝之、窪田正孝、脚本・監督を務めた福田雄一と自身の役どころについて語った。 【写真】神々しいスタイル…!藤原竜也の全身ショット ■「スクリーンへの長い途」を実写映画化 原作は、「神の子イエス」と「仏の悟りを開いたブッダ」が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートで2人暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描いた、累計発行部数1700万部を超える中村光のギャグ漫画「聖☆おにいさん」。劇場映画化のために原作者の中村が描いた長編シリーズ「スクリーンへの長い途」を、コメディーの鬼才・福田監督が完全実写化した。松山が主人公である“神の子・イエス”を、染谷はもう一人の主人公である“目覚めた人・ブッダ”をそれぞれ演じる。 福田組初参戦となる藤原は、天使の軍団を率いる天使長・ミカエル(岩田)の兄で、元・天使長ながらも天界と地獄の戦いの際に弟ミカエルと壮絶な兄弟喧嘩で敗北し、地獄の最下層に落とされ堕天使となってしまったルシファーに扮(ふん)する。 冒頭のあいさつでキャスト陣が自身の役柄紹介とともにそれぞれ出演中のドラマであったり、舞台であったり、2025年1月期のドラマであったり、コンサートであったり、まさかの他の配給会社の映画であったり、堂々と宣伝していく流れの中、藤原は「『全領域異常解決室』というドラマをやっております…」とあいさつを始めると、観客からひときわ大きな歓声が。たまらず福田監督が「ほら、ファン多いんだよ~!」と遮り、「ヒルコ(劇中の“謎の神”)は誰なんですか~?」と“いい視聴者”なツッコミを入れ、観客から笑い声が上がった。 これには藤原もほほ笑みながら「残り3話になってきましたんで、“そちらのほうだけ”ご覧ください」とまさかの一言を放ち、福田監督も大笑い。藤原は「(ドラマでは“興玉神”ということで)神やってます! 今回初の福田組でも真逆の堕天使ルシファーという役をやらせていただいてます。神づいてますよ。初参加でお世話になりました。よろしくお願いいたします」と、あいさつを締めた。 ■藤原の俳優生命の危機…?「もう仕事ないでしょうね」 また、初めて福田組に参加した感想について、藤原は「とんでもないものを持たされて…。あり得ないものを持たされて撮影しました。しれっと、誰も何も言わなくて、とんでもない現場だなと。『じゃあこれで!よーい、スタート!OK、お疲れ』みたいな。すっげーものを持たされたんですよ」と何やら“福田組の洗礼”を浴びたことを明かすと、福田監督は「絶対ここじゃ言えない!(笑)」と笑いが止まらない。 続けて藤原は「すっごいものを持たされたんですよ!僕の積み上げて来たものを一瞬にして崩された。もうこれで終わりだろうな、と思いながらやらせてもらったんですけど…。仕事納めです。もう仕事ないでしょうね」とネタバレ防止のため何を持たされたのかは言及しなかったが、藤原の表情や口調からも彼のイメージにはない、まさかのものだったことだけは伝わった。 観客がザワザワする中、すべてを知る男・福田監督は大笑いしつつ、あらためて「(このチームでの撮影に)一番喜んだのは僕です!みんな面白かったんで、ずっと笑ってました」と、いたずらっ子のような表情を浮かべながら、満足そうに振り返っていた。 映画「聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~」は12月20日(金)に全国公開。 ◆取材・文=ブルータス・シーダ(STABLENT)