護憲? 改憲? シール投票や集会で考える憲法の日 広島市
中国放送
5月3日は憲法記念日です。憲法の維持を主張する「護憲派」と憲法の改正をめざす「改憲派」が、それぞれ広島市で集会などを開きました。 【写真を見る】護憲? 改憲? シール投票や集会で考える憲法の日 広島市 広島市中区の元安橋では、憲法を変えずに守ろうと護憲派の市民団体およそ30人が恒例のシールの投票を呼びかけました。2024年は税金の使い道を問いかけ、道行く人たちに意見を聞きました。 災害支援・防災に投票した人 「防災や、災害がよく起こり、子どももいる。安心な所に住みたいなと思って。戦争は嫌です」 「能登半島地震で被害が起きているので、そういうことに使ってほしいと思う」 軍拡・増税に投票した人 「平和を守るにはこの国の軍備をもっと明確に配置してほしい」 平和を求めるヒロシマ女たちの会 藤井純子 さん 「憲法にのっとって人々の命を守るための政治をしてほしい」 30分間のシール投票でおよそ300票が集まり、災害支援・防災に税金を使うべきという意見が多く見られました。 石橋林太郎 衆院議員 「この連休明けくらいから具体的な条文を作っていくことになるんじゃないか」 一方、憲法改正を掲げる自民党の支部が「座談会」を開きました。 岸田総理がビデオメッセージで、憲法改正は先送りできない重要な課題だと訴えました。 自由民主党 岸田文雄 総裁 「具体的な条文案などわかりやすい資料を活用しながら、国民のみなさまと憲法について共に議論し憲法改正について理解を深めていきたい」 自民党は憲法に▽自衛隊を明記すること、▽大規模な災害などに対応する緊急事態条項の新設など、4項目の改憲案を掲げています。 座談会を主催した 石橋林太郎 衆議院議員は「緊迫した国際情勢の中、改正議論をするべきだ」と話します。 石橋林太郎 衆院議員 「しっかり情報提供させていただき、国民投票の時はわたしたち1人ひとりが自分の国である日本をこれからどうしていきたいかという思いを主権者として判断していくことになりますので、その判断材料を提供していきたい」
中国放送
【関連記事】
- 「この人の所に行くと眠くなる…何かがおかしい」畑で飲まされたコーヒーは睡眠薬入りか 女性が薬物中毒に 70歳の農業男を逮捕 警察が動機余罪調べる 広島
- アンガールズ・山根さん「未知の昆虫」大発見!その名は「モトナリ」 テレビ番組ロケで新種を捕まえる 国際的学術誌も認定「日本のコメディアンが発見した」
- 「『ママ来たよ 起きて』 叫んだけれど息子(7)は息を引き取った」 明かされた両親の思い 眠気におそわれ赤信号で… 男(63)の後悔と下された判決
- 9歳の女の子が死亡 一般道を約120キロで走行したスポーツカーの医師(37)を起訴 過失運転致死傷の罪で 広島地検
- 「愛しているからするんだよ」次第に“洗脳”されていき…10年続いた塾講師からの性被害