ロシア当局、仏国籍の容疑者を拘束と発表 「軍事情報収集」の疑いで
ロシア連邦捜査委員会は6日、ロシアで軍事情報を収集したなどの疑いで、フランス国籍の容疑者をモスクワで拘束したと発表した。外国の機関が情報を入手した場合、ロシアの安全保障を損なう恐れがあるとしている。 【写真】プーチン氏、核兵器「なぜか使わないと思われている」 米欧を牽制 委員会によると、容疑者は、外国の影響を受ける「外国の代理人」として登録されるべき人物だったのに、必要な手続きをしなかったという。「外国の代理人」は、ロシア語で「スパイ」を意味する言葉だ。容疑者が当局に必要書類を提出しないまま、軍事関連の情報を収集したと委員会側は説明している。繰り返しロシアを訪れ、市民と接触していたという。 米国の支援を受けるラジオ・リバティーは6日、委員会が公開したビデオから、拘束されたのはジュネーブのNGO「人道対話センター」職員で、ロシアやコーカサスを専門とするフランス人(48)だと伝えた。
朝日新聞社