佐賀県みやき町、消火栓「スタンドパイプ」など金属製備品66か所で盗難被害…消火活動に影響なし
佐賀県みやき町は18日、町内66か所の消火栓ボックスで、「スタンドパイプ」と呼ばれる金属製の器具などの盗難被害が判明したと発表した。町は同日、鳥栖署に被害届を提出した。 【写真】盗難相次ぐ工事現場の「敷鉄板」地中から171枚
町によると、スタンドパイプは消火栓の取水口とホースをつなぐ器具。今月1日、町消防団員が消火栓の点検中に1か所でなくなっているのに気づいたため、町内の全400か所を調べたところ、17日までに66か所でスタンドパイプなどの金属製の備品がなくなっていることが分かった。
消火栓の取水口は、スタンドパイプがなくてもホースを直接つなぐことができるため、消火活動への影響はないという。
消火栓ボックスは消火活動を迅速にするため施錠されておらず、これまで月1回程度は点検していたという。町は再発防止のため、点検の回数を増やし、警報システムなどの導入を検討する方針。