「結婚も子育てにもすごく憧れる」鈴木福(20)の家族像「父さんみたいなすごい人にはなれそうもないけど」
自分がどうなりたい、とか、自分はこう思う、ということに対しても、結局は父からの意見の通りにすることも、少なくないんじゃないかな。ただ、最終的には自分で決めなさいと導いてくれるので、意見をもらいつつも出した答えに納得して、自分で決めるんですけれど。話を流されたと感じたことは、これまでに一度もないです。 ── 年齢の近い夢さんに相談することも? 鈴木さん:僕が夢に相談するというよりは、夢から仕事のことなどを相談されることが多いですね。それに対して僕はこう思うとか、こうしたほうがいいんじゃないかな、とアドバイスすることもあります。
── 夢さんも幼少期から芸能活動をしていますものね。 鈴木さん:彼女は僕よりデビューが早くて、生後2か月でテレビに出ているんですよ。僕が2歳のときに夢が生まれて、僕が出ていたドラマの赤ちゃん役で出演したので。 ── おふたりは、よきライバル? 鈴木さん:いや、僕はライバルとは思ってないです。「君がライバルだと思っているとしたら、それはお門違いだよ」って言いたい(笑)。僕を抜かすぐらい、夢が頑張ってくれたらいいけど、今はまだまだかな。とはいえ、僕がやってきたことと彼女がやっていることは全然違うし、簡単に比べることはできないです。
■父のような「わが子に憧れられるお父さん」になりたい ── お話を聞いていると、鈴木家は風通しがよくて、とても仲がいいことが伝わってきます。 鈴木さん:そうですね、仲はいいです。いつも近くにいるからぶつかることも、もちろんあります。それこそ、夢にするアドバイスも、僕が家族だからこそ言える本音だったりするので、夢にとっては耳が痛かったりすることもあるかもしれません。 ── ケンカをしてしばらく冷戦状態…なんてことはなく?
鈴木さん:ないです。どうにか元に戻ります、数分のうちに(笑)。一日中家族の話を聞かないとか、会話をしないということ自体がない家なんですよね。 ── ご両親がきっとそういう雰囲気をつくっていらっしゃるんでしょうね。 鈴木さん:そういうことをしていたらもう、父のカミナリがドカーンって落ちるんで(笑)。ケンカしてずっと空気が悪いままというのは、許されないんですよね。 ── 鈴木さんはご長男ということで、より厳しく育てられたとか。