「こんな事を言うなんて失礼かもしれませんが…」MF品田愛斗が千葉に完全移籍、下部組織から育ったFC東京にメッセージも
ジェフユナイテッド千葉は25日、FC東京から期限付き移籍で加入しているMF品田愛斗の完全移籍加入を発表した。 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 今季途中に千葉に期限付き移籍で加入した品田はJ2リーグ24試合に出場していた。クラブを通じ、「来シーズンから完全移籍することが決まりました。また自分の力を必要としてくれたこと、そしてジェフの一員として戦えることを本当に嬉しく思っています!真っ黄色のフクアリでプレーするのを楽しみにしています!必ずJ1へ行きましょう! WIN BY ALL!」とコメント。 また、下部組織から育ったFC東京のクラブ公式HPを通じ、以下のようにコメントしている。 「このたび、ジェフユナイテッド市原・千葉に完全移籍することになりました。 簡単な決断ではありませんでした。考えられるすべての視点やいろいろな方の思いも含めて考えました。千葉でプレーしたいという思いが一番ですが 、現状を踏まえてこうするしかないと思うという話はさせてもらいました。 もちろん今シーズンの自分が積み上げたものには自信もありましたし、戻ってもやれるという自信もあります。ですが、足りないものがあることも自分で理解しています。 今は文面では伝えきれない、たくさんの思いがありますが、その中でも大きいのはここまで結果を残せなかったみなさんへの申し訳ない気持ち、悔しい気持ち、愛するクラブを離れる寂しい気持ちです。 東京には期限付き移籍の期間を含めて7シーズンも在籍していましたが、何も残せなかった僕がこんな事を言うなんて失礼かもしれませんが、もっと東京には強くなってほしいので伝えさせていただきます。 ヴァンフォーレ甲府、ジェフユナイテッド市原・千葉でプレーをさせてもらって、ファン、サポーターのみなさまのチームへの寄り添い方でチーム、選手は成長するし、強くなるし、100%以上のパワーが出るものだと改めて感じました。 もちろん今でも、十分に選手たちの力になってくれていると思いますし、選手とファン・サポーターにはある程度の距離があるので、難しいことが多いことも理解しています。 優しくすれば良いものではありませんが、辛い時の後押しこそ、やはりこの人たちのために頑張ろう、勝とうと思えます。 当たり前の存在だと思ってしまうのはダメですが、良くない時でも最後には後押しをして選手に前を向かせてほしいです。 これはきっと東京から離れていく選手だからこそ言えることだと思います。 東京がもっと強い素晴らしいクラブになっていく過程に自分がいれないのは残念ですが、僕はまた必ず戻ってきたいと思っています。 アカデミー、スクール、期限付き移籍の期間を合わせて約16年間本当にありがとうございました」