「何もわからないです」指揮官退任でどうなる? 三笘薫が去就について言及。離脱で終了した2年目を回想「僕ができることはもう何もなかった」【現地発】
「怪我がここまで響くとは思わなかった」
開幕から2か月強が経過したころ、厳しい日程で疲弊したチームが下降線をたどると同時に、日本代表のエースからもシーズン序盤の勢いは消えていた。低調なパフォーマンスが増えていたが、それでもリーグとヨーロッパリーグの両方で先発を外れる機会は少なく強行出場が続いた。 その結果が、昨年10月の日本代表では体調不良による辞退であり、さらにいえば、連戦が続いた同12月にはクリスタル・パレス戦では左足首の負傷でもあったと思う。足首の負傷の際には回復までに6週間を要して、1~2月にカタールで行われたアジア・カップでも決勝トーナメントの2試合に途中出場するのみにとどまった。 2月、ブライトンに復帰して再び試合に出場し始めた三笘だったが、そこからわずか2戦目、同18日のシェフィールド・ユナイテッド戦では腰を痛めた様子を見せ、途中交代を強いられた。直後の取材では、本人が「元々痛みを持っていたので、そこがちょっと出てきた感じです」と説明。軽症の印象を受けたが、数日後にはデ・ゼルビ監督が「ミトマは(復帰まで)2~3か月かかる」と、今季中の復帰が絶望になったことを明かした。 指揮官の言葉どおり、以来ピッチに戻ることはなかった。迎えたリーグ最終節。0-2で敗れたホームでのマンチェスター・ユナイテッド戦をスタンドから見守った三笘はシーズン終了のセレモニーに参加。その直後に取材に応じてくれた。 シェフィールド・U戦で負傷し、直後に戦線離脱。以来の囲み取材、しかもシーズン最終戦後とあっただけに、色々と話を聞けると期待していた。しかし、その口は思っていた以上に重かった。 最初に、現在のコンディションについて聞かれた三笘は「走ってはいますけど、うん、まだまだ100(パーセント)とか全然って感じですね」と淡々と答える。復帰の目安についても「プレシーズンツアーじゃないですか。そこ(のタイミング)でいければいいですけど...」と話すにとどまり、6月の日本代表戦については、「選ばれないと思います」と言葉少なだった。 三笘自身が残念なシーズンを送ったと感じているのは、その表情と話しぶりからも明らかで、チームに貢献できなかった自分に対して不甲斐なさも感じているようだった。 「(離脱後は)チームが厳しいなか、人数少ないなかで戦ってるところはありましたけど、僕ができることはもう何もなかったんで。見守るしかできなかった」 「怪我はここまで響くとは思わなかったですけど、 こういうこともあり得るとは思ってるんで。(2月は)コンディションが上がりつつあったところで怪我しちゃったんで、もったいなかったですけど。次もう、切り替えるしかなかったですし、次のシーズンどれだけできるかが大事かなと思いますね」
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