初の民間出身社長就任 アミコビルを管理運営する徳島市の第3セクター徳島都市開発【徳島】
JRT四国放送
12月26日、徳島市元町のアミコビルを管理運営する徳島市の第3セクター徳島都市開発に新しい社長が就任しました。 これは、この日に開かれた徳島都市開発の臨時株主総会で決まりました。 新しい社長に就任したのは、岩手県に本社を置く老舗百貨店「川徳」の元取締役営業本部長・南波岳大さん(55歳)です。 南波さんは大手百貨店「伊勢丹」に入社後、25年に渡る百貨店勤務を経て、2019年には羽田空港のブランディングに携わったほか、2022年からは経営不振だった当時の「川徳」で組織の再編や新規事業を開拓するなどして、企業再生に取り組みました。 (徳島都市開発の新社長に就任 南波岳大さん) 「私はどちらかというと、『伊勢丹』を卒業した後の経歴の方が自分にとって一番活かせると思っておりまして、いろんな事業者さんとお話をしたり、あるいは百貨店とは全く無縁の業種の方とも懇意にさせていただいたり、この経験が実は今回のアミコの再生の一番必要不可欠な、私にとっての経験のスキルと感じています」 徳島都市開発の社長はこれまで徳島市の元幹部らが務めていて、民間の出身者が社長に就任するのは今回が初めてです。 徳島都市開発は4期連続の経常赤字に加え、負債総額が純資産を上回る債務超過に陥っているなど、厳しい経営状況となっています。 (徳島都市開発の新社長に就任 南波岳大さん) 「私は、まだやりきれていないことがたくさんあるのではないかと感じております。業績を見ましても、まだまだこのエリアには高いポテンシャルが潜在しているというふうに私は考えておりますので、この先少しでも財務体制を改善しながら、未来の徳島市、明るい徳島市、そしてアミコが蘇る、再生できる、こういったことにまい進していきたいと考えております 」