沖縄のPFAS汚染で写真展 基地問題を考えるきっかけに
沖縄県の米軍基地周辺で発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)の汚染に直面する住民の思いを伝えるため、東京都の美術作家鈴木萌さん(39)が写真展を開いている。基地に起因する問題が山積する沖縄で「不条理の中に生きる当事者を想像するきっかけにしてほしい」と話す。 写真展は「Aabuku」。沖縄方言で「泡」を意味する。沖縄で取材を始めた2020年、米軍普天間飛行場からPFASを含む泡消火剤が流出し、大量の泡が宙を舞った。「目に見えず、よく分からなかったPFASがこれほど近い存在だと初めて認識された」と感じた。写真展は5月3~12日に京都、8月に沖縄でも開催する。
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