ドジャース監督、大谷翔平とのやりとり明かす「彼に長期間健康でいてほしい」 先発外の理由は徹底した体調管理
◆米大リーグ パドレス―ドジャース(12日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク) ドジャース・大谷翔平投手(29)が12日(日本時間13日)、腰の張りのため敵地パドレス戦でベンチスタートとなった。スタメン落ちは今季2度目(前回は休養のため)。試合前には日米メディアの取材に応じ、自身の体調を説明した。 「昨日のゲーム前からトレーニングでちょっと違和感があったので。今日は僕は出られるかなという感じでしたけど、大事をとってということでした」と明かし「連戦がけっこう続くとどっちみち一日(休みを)入れようかなみたいなことを(ロバーツ監督が)言ってたと思うので、今日それが早めに入る感じかなと思います」と切り替えた。症状は改善しているという。 ロバーツ監督も試合前に取材に応じ、大谷とのやりとりなどを明かした。主な一問一答は以下の通り。 ―大谷の様子は? 彼は今日もプレーしたいと監督に言ったか 「いいや、ノーだ。彼の状態は今日は(昨日より)いいようだ。体が動き続けるように(あえて)動き回っている。彼が今日出場しないことについて、私は(昨夜)かなりクリアだったからね。13日間連続で試合が続くので、どこかで彼に一日オフを与えるつもりだったので、こういう状態の時に休ませた」 ―明日は出場するのか 「ああ、そのつもりだ」 ―レントゲンを撮ったりは 「とっていない」 ―大谷に休みを伝える時のプロセスはどういう感じか 「昨夜トレーナーのトムと私で話して、休ませる判断をした。その情報を得て(昨夜の)最後の打席に入れないことも決めた。私としては、今日がナイター翌日のデーゲームであることも(彼を休ませる)理由の一つになった。我々は彼に長期間健康でいてほしいので、1試合だし、最も重要なのは彼の健康状態なので、ここで出場をプッシュする必要はないと考えている」 ―彼を監督室に呼び出して休みを伝えたのか 「いや、違う。私はそれをウィル(アイアトン通訳)に言った」 ―それは昨夜言ったのか 「昨夜そうなるだろうとのプランを伝えて、今朝それを確認した。昨夜伝えたのは、今日プレーするつもりでいないようにするためだ」 ―大谷はエンゼルス時代に試合を休みたがらなかった。そんな彼にどうやって休みを納得させるのか 「リアルタイムでだろう。それに慣れること、互いの関係性をつくること。彼は自分の体のことを熟知している。この13日間連続の期間中だから、少し大事を取って休ませたが、これから先、チームと彼本人のベネフィット(得)のために、時には休むこともインプットされるだろうし、私と彼の信頼関係もできていくだろう」 ―これから定期的に月一度とかでオフを取らせるとかを考えているのか 「いや、アリゾナ(現地1日のDバックス戦)の時はオフデーの前に休めば2日連続になるからそうしたが、これはたまたま。私は、彼には休みが必要だと思えば休ませればいいと思っているから、予定しているオフデーはない。この13日間連続が終われば、(チームが)オフデーがたくさんあるスケジュールになる」
報知新聞社