自民党総裁選、林芳正氏が政策発表会見 未来に希望がもてる「ウェルビーイング向上社会」訴える
■解雇規制の緩和には疑義
小泉進次郎元環境相が、労働市場改革として打ち出した「解雇規制の緩和」について、林長官は「私は人にやさしい政治を掲げている。一方的に不本意に解雇されるというのが自由に出来るというのは果たしていいのか」と疑問を呈しました。その上で「リ・スキリングなどにより自らもっと自分をいかせる新しいところへ移る。そのための政策的な後押しを充実させていく」と訴えました。
■小選挙区制度を検証
林長官は、小選挙区制度の導入から30年近くがたっていることをふまえ「現行の小選挙区制度を党派を超えて有識者を交えて検証をしたい」と話しました。
■北朝鮮による拉致問題
拉致問題担当相でもある林長官は「二人の娘をもつ親として痛切の極み」と述べました。その上で岸田首相が直轄のハイレベルでの協議を行いたいと説明してきたことについて「しっかり引き継ぐ」と表明しました。その上で「経験してきたモノをすべて使って解決に向け努力をしたい」と意気込みを語りました。