巨人・坂本勇人は現在進行形のレジェンド 猛打賞ミスター超えも射程
創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第9回は坂本勇人。 【写真】坂本勇人が語る「ザ・ベストシーン」…「自分の所にボールが来て…。忘れられないですね」 * * * ここで紹介する偉人の大半がOBである中、「現役のレジェンド」が坂本勇人だ。 1988年12月14日、兵庫出身。青森・光星学院(現八戸学院光星)から2006年高校生ドラフト1巡目で巨人入り。2年目の08年に8番・二塁で開幕スタメンに抜てきされ、4月6日の阪神戦で1軍初本塁打が満塁弾。この年、全試合にスタメン出場した。 3年目に打率・306をマーク(4位)、高卒3年目以内で3割は2リーグ制後球団初だった。10年にフルイニング出場し、巨人遊撃手最多の31本塁打。サヨナラアーチも3本放った。12年は最多安打のタイトルを獲得。15年4月11日のヤクルト戦では82代の4番打者となる。16年、・344で初の首位打者(遊撃手ではセ初)、最高出塁率。19年は7度目の全試合出場で打率・312、40本塁打、94打点の活躍で、遊撃手としてはセ初のMVPに輝いた。 20年に生え抜き6人目の2000安打を達成。31歳10か月は榎本喜八に次ぐ2位、右打者では最年少記録だった。23年5月31日、遊撃で初の2000試合出場。9月には、441本目の二塁打を放ち金本知憲を超えて歴代単独4位、11日現在で445本まで伸ばしている。 坂本の活躍は現在進行形。猛打賞184度(11日現在)も歴代4位で、3位の長嶋茂雄の186度まであと「2」に迫っている。
報知新聞社