ダックダックゴー、グーグルのEU市場規制順守巡り追加調査要求
Foo Yun Chee [ブリュッセル 20日 ロイター] - ユーザーのプライバシー保護を重視する検索エンジン「ダックダックゴー」は20日、米アルファベット傘下グーグルの欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)順守を巡り、追加調査を行うよう欧州委員会に要求した。 デジタル市場法では、グーグルをはじめとするハイテク企業6社は競合サービスへの乗り換えを容易にすることや、プラットフォーム上での自社の商品優遇を禁止することなどが義務付けられている。 ダックダックゴーの広報担当シニアバイスプレジデントのカミル・バズバズ氏はブログで「デジタル市場法はまだ潜在能力を十分に発揮しておらず、EUの検索市場はほとんど動きがない。われわれは、正式な調査開始がグーグルにコンプライアンスを強制する唯一の方法だと考えている」と主張した。 グーグルはすでにアプリストア関連のほか、検索でサードパーティのサービスを差別しているかどうかの調査対象となっている。 DMA違反が発覚した場合、当該企業は全世界の年間売上高の最大10%の罰金が課される可能性がある。