壮絶な幼少期を生き抜いたギャビーのポジティブ思考を生み出した父親の言葉「自分以外を信じるな。人のせいにするな。全部自分で決めろ」
「JJ」の専属モデルとして活躍するモデルのギャビーが4月7日、都内で1st写真集「FAITH」の発売記念会見を行った。 ギャビーお気に入りの一枚はこちら ギャビーはモデルとして華やかなキャリアを積み上げる一方で、幼少期には度重なる両親の離婚や学校でのいじめといった想像を絶する苦労を経験。写真集では、このために鍛え上げたというヒップや“彫刻ボディー”ともいわれる10頭身のボディーを惜しげもなくさらしているのだが、巻末にはインタビューも収録し、ここまでの壮絶な人生についても明かしている。 会見でもギャビーは「どこから話せばいいのか分からないんですが。言葉が喋れない状態で日本に来たり、両親がいなくて施設で育ったり、お金がなくてご飯とかも校長先生に毎日の給食を残してもらったりとか。地域の人に助けていただくような生活を毎日送っていたので、現実がすごく苦しかった。でも周りの人はポジティブに私を温かく私を迎えてくれた。正直、今振り返れば“よくここまで来れたな”と思うんですが、その当時は本当にハッピーな、幸せに恵まれたような環境があったので、やって来れました」などと語った。
最初、福岡に住んでいた時は博多のファッションの中心地である天神まで往復10時間かけて歩いて行ったというエピソードについては「余裕です。電車に乗るお金がなかったので、ずっと歩いていった。そういうシチュエーションが多かった」などとさらり。 そんな中でも自分を信じてここまで生きてこれたことについては「名前にも入っているFAITH(信念)と、例えば親とはずっと一緒にいなかったんですが、今は父親と生んでくれたお母さんを世界で一番愛している。小さいころから信じるということが根底にあったというと大げさかもしれないけど、人のことを疑ったり、引いちゃったり受け入れないということはなかった性格だから…? 信じやすいし、ネガティブなところには一切目がいかないから、ポジティブに前に前にって行ってしまうタイプなので。FAITHという名前にあるように、人を信じるとか自分を信じることを大事にしてきた。あと、お父さんに“自分以外を信じるな。人のせいにするな。全部自分で決めろ”ということをずっと言われていて。そういう大事にしている言葉があるということもあるかもしれない」などと語った。写真集のタイトルの「FAITH」は自身のミドルネームなのだという。