『白暮のクロニクル』完成披露試写会

3月1日（金）スタートの神山智洋（WEST.）主演ドラマ『白暮のクロニクル』（WOWOW　毎週金曜　午後11時放送・配信スタート）の完成披露試写会が2月19日（月）に開催され、主演の神山、松井愛莉、竹財輝之助、光石研らが登壇した。 【写真】神山智洋（WEST.）がかつての制服姿の写真に恥ずかしがる場面も… 「機動警察パトレイバー」など数々の人気作品を生み出している、画業44年を数える漫画家・ゆうきまさみの同名漫画を実写化した本作。過去に「週刊スピリッツ」で連載されたミステリー作品で、不⽼不死の種族“オキナガ”×公務員という異⾊のコンビが難解な事件に挑むという斬新な世界観で人気を博した。 そんな本作の完成披露試写会が2月19日（月）に開催され、主演の神山智洋、松井愛莉、竹財輝之助、光石研、中山和博監督が登壇。まず、神山は「舞台のお仕事は年に1度コンスタントにやらせていただいていたのですが、映像作品は約4年ぶりで、最初にお話を伺った時はとてもうれしかったです。単独主演が初めてというのもありますし、いつかWOWOWさんの作品に出させていただきたいと思っていたので」とオファーを受けた際の心境を。 なお、神山が演じる雪村魁は不老不死の種族“オキナガ”で、見た目が18才、実年齢は88才という難役だが「18歳の子が70年間ひどい言葉を言われ続けたり、人間扱いをされなかったりということを受けてきたらどうなるだろう…というのはめちゃくちゃ考えました。あと、髪の毛も地毛で銀髪にしたのと、僕自身18才の時はガリガリだったので、その時をイメージして食事制限で体重を落としました」と、その役作りを告白した。 本作は神山のアクションシーンも見どころのひとつだが、神山は「僕、実年齢は30才なので、若い時に比べると体を動かすことが大変になってきています（笑）。この作品ではめちゃめちゃ動き、たくさん走ってもいるのですが、18歳の気持ちで走るともう足が絡まるようになってきていて…」と自虐しつつ、「殺陣っぽいこともやっていたり、本当にいろいろ挑戦することができて。僕のできることを全てぶつけ、体当たりでやらせていただきました」と自信をのぞかせた。 そんな座長の神山について、魁のバディとなるあかり役の松井は「最初は距離感を感じていたのですが（笑）、撮影していくうちに徐々に縮まっていって、自然と魁とあかりのような感じになれたのかなと思っています」とにっこり。 一方、竹財は「またいい役者見つけちゃったなと思って、現場でずっとワクワクしていました。滝藤賢一さんと出会った時以来に嫉妬しましたね。滝藤さんってすごく芝居に瞬発力がある方なのですが、今回とあるシーンで神山君にもそれを感じて。本当に稀有な役者だと思います」と神山の芝居を絶賛。「アイドル…って言っていいのかな」と問いかけ、神山が「本職はアイドルです！」と答えると、「もっともっと役者を、映像をやってほしいです」と熱望した。 続けて、光石も「この作品に懸ける思いや本気度が伝わってきて、僕も“かかってこい！”となりました。僕は現場ではいい加減なので感心しましたね（笑）。今回は本当に皆さんに引っ張っていただいた」と。神山は恐縮しつつ、「僕は人見知りなところがあるのですが、光石さんがたくさん話しかけてくださって、それに助けられました」と感謝を述べた。 トーク後は、魁の見た目が18才なことにちなみ、キャスト一同の18才当時を写真とともに振り返る企画に。神山は制服姿の写真に恥ずかしがりつつ「僕、実は結構尖っていたんです。もう切れまくっていました（笑）」と、松井は「仕事は忙しかったのですが、青春もしていました。みんなで制服を着たままディズニーに行ったり」と回想を。竹財の写真には「モテたでしょ？」と一同がそのハンサムぶりに沸いたほか、光石は当時の出演作でありデビュー作「博多っ子純情」の話題を懐かしげに語った。 最後は、神山が「キャスト、スタッフがみんな一丸となり、手をがっちり組んでこの作品と向き合い、今できる100％を出せたと思っています。撮影中もみんなから“早く見たい”と声が上がっていたくらい期待値が高く、本当にいい形でまとまったなと僕自身も感じていて」と。「1話は体感5分、2話は体感3分で終わります（笑）。それぐらいいろいろ詰まっているので、ぜひとも『白暮のクロニクルの世界観をぜひ楽しんでいただけたら」と呼び掛けた。