被災地選手とサッカー交流 JOGANJI富山(舟橋)が七尾のクラブ招く
舟橋村のサッカークラブ「JOGANJI富山」と石川県七尾市のクラブ「セブン能登」の交流試合が7日、同村の高平メモリアル常願寺スポーツパークで行われた。元日の能登半島地震で練習拠点が被災したセブン能登の活動を支援しようと、JOGANJI側が招待した。能登の選手や指導者からはプレーできる喜びや感謝の言葉が聞かれ、両チームは交流継続を確認した。 セブン能登は能登を練習拠点とし、近年は金沢市にもトレーニング場所を広げている。選手の大半が能登在住の3年生は七尾中心に、中学1、2年生は主に金沢で練習している。震災で能登島グラウンドや和倉温泉運動公園のグラウンド計5面が使えず、各地を転々として活動している。JOGANJI富山はこれまで、七尾市で開かれた大会を通じてセブン能登と接点があり今回、「復興支援」と銘打って交流試合を企画した。 この日は新1年生主体のU-13(13歳以下)同士で25分間の5試合を人工芝グラウンドで実施し、選手がプレーを通じて交流した。試合前のセレモニーで、JOGANJIU-15の井上駿主将=舟橋中3年=が励ましの言葉を述べた。村と村スポーツ協会が村産米を使ったますずしと村産米5キロを能登側の27人に贈った。
セブン能登の干場拓夢さん=七尾中1年=は「招待試合が楽しみだった。久々にいいグラウンドでプレーできた」、新出誠監督・統括は「子どもにはいろんな人のおかげでプレーできるという自覚が芽生えている。こういった機会をいただき感謝したい」と語った。