【異変】食卓ピンチ!日本の主食「コメ」高騰「毎週5%ずつ上がっている?」天候不順とインバウンドが影響?根本原因は「市場縮小」新品種開発などの工夫も 問われる「食の安全保障」
また、日本の農業従事者数も減っていて2015年と比べて60万人近く減少しています。その平均年齢も68.7歳と高齢化が進んでおり、65歳以上の人が約7割を占めるということです。
暑さに強い品種の開発に、猛暑で等級が低くなってしまった「コメ」の活用も
そんな中、福島県農業総合センターでは、暑さに強い品種を作るため水の温度を通常より高くして栽培しているとのことです。また、福岡県では、暑さに強い品種を県が開発し、2023年秋から県内で流通が始まりました。食味もコシヒカリと遜色ないということです。
福井県鯖江市にある内田農産では、高温障害の影響で「コメ」の等級ダウンが相次ぎ、被害額は数百万円に上るということです。こうした「コメ」も見た目が悪いだけで味は変わらないということで、内田農産は等級ダウンした「コメ」を加工に回し、原料の一部に活用した麺「内農麺」を開発しました。味もおいしく、和洋中様々な味付けに合い好評だということです。
しかし、日本のカロリーベースの食料自給率を見てみると、2022年度で38%となっていて、「食の安全保障」を不安視する声もあります。読売新聞の橋本五郎特別編集委員は「軍事にはみんな敏感だが、食糧安保に関しては必ずしもそうではない。本当は一番大事な問題だと思う」と警鐘を鳴らしています。 (「情報ライブミヤネ屋」2024年6月27日放送)
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