「新紙幣」浸透した?経済効果とともに支障も続く 「券売機更新に500万円」レストランの負担大
熊本放送
今年は7月には20年ぶりに新紙幣が発行され、『お金の顔』が変わりました。 千円札の肖像画に選ばれた北里柴三郎(きたさと しばさぶろう)の地元・熊本県小国町は大盛り上がり。 【写真を見る】「新紙幣」浸透した?経済効果とともに支障も続く 「券売機更新に500万円」レストランの負担大 記念館の来場者は去年の約5倍ほどと、大幅に増加したといいます。また、貴重な若い記番号「000005AA」の千円札も展示されています。 もうしばらく「新紙幣」効果は続きそうですが、一方で困ったことも起こっています。 熊本市動植物園の中にあるレストランは券売機で食券を購入するシステムですが、使えるのは旧紙幣だけです。 レストラン利用者「新紙幣しかなくて両替してもらった。(新紙幣で)初めて困った」 レストラン利用者「(新紙幣が)結構出回っているのに使えない店がちらほらあるから、対応してほしいとは思いますね」「最近キャッシュレス決済やQRコード決済の方が多く使うから、あってほしい、そっちの方が」 しかし、事業者にとって機器の更新は大きな負担です。 熊本国際観光コンベンション協会 藏土藤史郎さん「2機の(更新を)検討していて、1台が250万円で合計500万円」 いまは店側で旧紙幣に両替して対応していますが、今後、補助金を活用してできるだけ早く更新する考えです。
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