3億3360万円の史上最高値の“一番マグロ”釣り上げた「大間の最強漁師」藤枝亮一さんが行方不明に 青森・津軽海峡でマグロ漁船転覆 船員1人死亡
藤枝さんと旧知の仲のマグロ漁師は…
“最強マグロ漁師”の船がなぜ転覆したのか。 「イット!」が話を聞いたのは、過去7回一番マグロを釣り上げた経験がある竹内正弘さん。 藤枝さんとは旧知の仲だったという。 大間町のマグロ漁師・竹内正弘さん: (藤枝さんの姿を)最後に見たのは、(19日の)朝の9時30分くらいかな。(事故を知って)本当にびっくりしましたよ。まさかまさかと思うね。 藤枝さんの遭難が判明する半日前、互いに漁を終え沖合であいさつをして別れたという。 大間町のマグロ漁師・竹内正弘さん: (マグロ釣りの)現場では、藤枝さんも俺のすぐそば、2kmくらい離れたところにいて、帰りに「パパ先に帰ってるぞ」って手を挙げてきたんですよ。俺は途中で先に帰って来たしね。 気になったのは、漁港へ帰る道中の波が高かったことだった。 大間町のマグロ漁師・竹内正弘さん: (原因として考えられるのは)海の波でしょうね。事故のあった場所は潮が高くて、「三角波」が立つ場所なんですよ。
「三角波」が原因か…
この「三角波」とは、潮の流れと風向きが逆方向のときに波がぶつかり、大波となる現象。 水難学会・斎藤秀俊理事: 海面が急に「ドーン」と盛り上がって、横から見ると三角形みたいな形の波に見える。大きいものになると、それこそ船を転覆させるぐらいの大きさ。高さが時には10メートル近くまで上がるような。 大間町のマグロ漁師・竹内正弘さん: 正月前、マグロに脂がのって値段も安定してくるから、やっぱり夏よりこの時期、海は荒れてもね、やっぱり頑張るわけですよ。 捜索は夜を徹して行われたが、天候が悪化し一時中断。 視界不良により藤枝さんの漁船を一度見失ったが、午後2時前に再び発見された。 大間漁協・小鷹勝敏組合長: 生きていたらいいけど、仏だけでもね。 20日の捜索はつい先ほど終了、21日朝から再開される予定。 (「イット!」12月20日放送より)
イット!
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