意外と万能な髪型⁉ セレブの間で「サイドパート」なヘアスタイルが流行中
2021年初頭にZ世代の人々は、「サイドパート」をアイラインの引きすぎやファンデーションの塗りすぎと同様に、“過去のもの”にしたほうがいいと熱く語っていた。なかには、サイドパートがセンター分けよりも似合う人なんていない、との声も。さらにサイドパートは、下手するとどこかエモいフリンジヘアをも思い起こさせる。 【写真】美貌の競演! エミー賞レッドカーペットでのベスト・ビューティルック しかし、美容のトレンドは移り変わるもの。2023年はサイドパートの髪型が非常に支持されていた様子で、これが2024も継続中。今回は、2024年エミー賞のレッドカーペットでキャッチしたサイドパートスタイルをお届け。この髪型がいかに万能で、あらゆる顔の形や髪の長さに似合うかがわかるはず。
セレブが夢中になるトレンドヘア
マリッサ・マリーノ氏が手掛けたセレーナ・ゴメスのヘアスタイルは、 2010年代によく見られたスタイルを、サイドに大きく垂らした前髪とシックなアップスタイルで再考し、ジェシカ・チャステインとサラ・スヌーク(それぞれレナート・カンポラ氏とカイリー・ヒース氏が手掛けたヘア)は、光り輝くような仕上げでクリーンかつ洗練されたフリンジヘアを披露。
同様に、ドラマ『ビーフ』のアリ・ウォン(クレイトン・ホーキンス氏が手掛けたヘア)は、ドラマ『アボット・エレメンタリー』のキンタ・ブランソン(アレクサンダー・アルマンド氏が手掛けたヘア)のように、ウェーブが連なったカスケードウェーブスタイルでオールド・ハリウッドの魅力を身にまとった。
クレア・デインズ(ピーター・バトラー氏が手掛けたヘア)とアヨ・エデビリ(ロー・モーガン氏が手掛けたヘア)は、ショートヘアにサイドパートをプラス。アヨは髪先が軽く外にハネたイタリアンボブで、控えめなサイドパートに仕上げた。
ランウェイでも
2024年春夏のランウェイでは、「ミュウミュウ」や「ヴァレンティノ」「ヴィクトリア・ベッカム」「MSGM」「キャロライナ・ヘレラ」などでもサイドパートヘアが見られた。これらのショーでは、サイドパートに無骨なエッジを効かせ、バイカージャケットや重ためのブーツと合わせるのにぴったりのヘアスタイルを提示。 「ヴァレンティノ」と「ラバンヌ」は、ボブヘアにサイドパートを施し、質感をたっぷりと加えて業界への影響力を示した。モデルたちは、小雨が降る中で髪を手でなでるようにして登場し、そのヘアスタイルを完成させたように見える。