【ONE】ルオトロ兄弟の兄タイ、鮮烈一本勝ちで初防衛成功!弟と同じ“独自チョーク”を極める
4月6日にタイ・バンコク、ルンピニー・スタジアムで開催された格闘技イベント『ONE FIGHT NIGHT 21』のウェルター級サブミッショングラップリング・タイトルマッチにて、王者のタイ・ルオトロ(21=米国)が挑戦者のアイザック・ミシェル(25=オーストラリア)に鮮烈の一本勝ち。独自の技となる、アームインの変形のリアネイキッドチョークでタップを奪い、初防衛に成功した。 【動画】ルオトロ兄弟の兄タイ、オリジナル技、変形チョークで一本勝ち! タイ・ルオトロは、グラップリング界超新星のルオトロ兄弟の兄。弟のケイドはONEライト級サブミッション・グラップリング 世界王者だ。ルオトロは昨年5月にONE参戦し4連勝。トノン、ガフロフ、デリダー、ダギらMMAトップグラップラーを撃破し、昨年11月の王座決定戦にて、マゴメド・アブドゥルカディエロフを下し、新王者となった。 初防衛戦の相手ミシェルは今回ONE初参戦。世界トップグラップラーで爆発的なテイクダウンと圧倒的なフィジカルを持つ激闘派だ。ルオトロの対戦アピールから今回の試合が決定した。 互いトップゲームを得意とする両者。試合は序盤から立ちレスリングの展開。ミシェルがルオトロのバックを取りに行くが、ルオトロも素早く対処、回避する。攻めるミシェルが片足タックルからバックテイクも、スクランブルから何とルオトロがマウント奪取、トップキープと優位に立つ。 バックを奪うルオトロ。すると右腕を脇に差し込み、脇下から組んで極める、アームインの変形リアネイキッドチョーク! 苦悶の表情のミシェルがタップ、ルオトロが快心の一本勝ち、初防衛に成功した。 この変形のリアネイキッドチョークは、今大会の第5試合に出場し一本勝ちした弟のケイドと同じ技。彼らオリジナルの技で名前を「ルオトロ・ティーン」と命名した。 ▼ウェルター級サブミッショングラップリング・タイトルマッチ ○タイ・ルオトロ(米国/王者) 一本 1R4分43秒 ※変形リアネイキッドチョーク ●アイザック・ミシェル(オーストラリア/挑戦者) ※ルオトロが初防衛に成功