ノーステップ打法でプロ初打点を手にしたオコエの驚異の進化
前日の阪神戦でプロ初ヒット&マルチヒット。いずれも変化球に対応したもので、「スイングスピードが上がった自信はある。あとはタイミングを合わせる作業だけだった。1本出ていなかったことが、気持ちに引っかかっていたが、それがなくなって、少しは気持ちを楽にして打席に入れるかな」と語っていたが、自慢の走塁も含め、オコエらしい思い切りの良さが出てきた。 9回、先頭打者として藤川の初球に手を出して簡単に凡退したのは、2点を追うゲーム展開と期待された役割を考えるといただけなかったが、球場のムードがオコエが打席に立つだけで大きく変わるのは、彼が持つ天性の何かだろう。 ちなみに、めざとい球団はこの日、前日のプロ初安打を記念して「記念Tシャツ」、「記念タオル」、「直筆サイン入りフォトパネル」、「直筆サイン入りボール」の記念グッズ4点を緊急発売。50個限定のサインボールと、20セット限定のサイン入りフォトパネルはネット販売のみだったが、いずれも1万円の高額商品にもかかわらず、わずか15秒で完売したという。 「ひとつひとつを積み重ねてチームの勝利に貢献したい」 きょう2日の阪神戦も3試合続けてのスタメン出場が濃厚。驚異の進化を遂げているオコエが、低迷している楽天に刺激的な追い風を吹かせるのかもしれない。