「運転手のなり手不足と燃料価格高騰」地裁 運送会社に"破産手続き開始決定"…負債総額は約1億7200万円 冬は除排雪作業も―北海道富良野市
北海道富良野市の運送業、「マルコウ運輸」が旭川地裁から破産手続き開始決定を受けいていたことが分かりました。民間の信用調査会社、東京商工リサーチによりますと、負債総額は約1億7200万円です。 マルコウ運輸は2018年12月に富良野市内で土木工事業を手がける建設会社の運送事業を分社する形で設立されました。 11トントラックによる土砂、砂利、残土の運搬が主な事業で、冬は除排雪業務も担いました。グループ企業と連携し、2億円を超える売上高を確保していました。 ただ、トラック運転手のなり手不足で受注する仕事量が減り、燃料価格の高止まりもあって、2023年3月期は約1100万円の赤字に。その後も業績は好転せず、破産手続きに移行しました。
UHB 北海道文化放送
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