アイリスオーヤマ 4年ぶり増収増益 家電やマスク事業で苦戦も食品とロボット事業が利益押し上げ〈宮城〉
仙台放送
生活用品大手の「アイリスオーヤマ」は1月9日、決算を発表し、グループ全体で4年ぶりの増収増益となる見込みを明らかにしました。一方、目標とした売上高には届かず、家電やマスク事業が苦戦したと分析しています。 9日、発表された速報値によりますと、去年のアイリスオーヤマのグループ全体の売上高は前の年より約220億円増え、7760億円となりました。経常利益も前の年から2割増えて380億円となり、4年ぶりの増収増益となる見込みです。 増収増益の要因についてアイリスグループは、食品事業やロボット事業が好調で利益を押し上げたと分析しています。 一方、目標としていた売上高8800億円には届かず、アイリスグループは「コロナ禍に起きた巣ごもり需要の反動、リバウンドが継続したことで、家電事業やマスク事業が苦戦した」としています。 アイリスオーヤマ 大山晃弘社長 「リバウンドの底打ちが2024年はできたと思っておりまして、ここから反転攻勢、しっかり2025年は成長できるのではないかなと思う」 また、アイリスグループは正社員4400人を対象に、来年度も約5%の賃上げを実施することを明らかにしました。賃上げは6年連続で、2019年と比べて3割以上の賃上げが行われています。
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