毒グモが脱走、猛スピードで繁殖…アパートの住人に襲いかかるフランス発ホラー公開
フランス発のパニックホラー「Vermines(原題)」が、「スパイダー/増殖」の邦題で11月1日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。 【画像】「スパイダー/増殖」ティザーポスター 本作では主人公カレブが手に入れた毒グモが脱走・繁殖し、アパートの住人に襲いかかるさまが描かれる。パリ郊外の団地で暮らす、エキゾチックアニマル愛好家のカレブはある日珍しい毒グモを入手。スニーカーの転売で日々稼いでたカレブは同じアパートに住むトゥマニにスニーカーを渡すも、その直後にトゥマニは原因不明の死を遂げる。警察は謎のウイルスが発生していると判断し、建物を封鎖。住民たちがアパートに閉じ込められる一方、裏では毒グモが逃げ出し、猛スピードで繁殖を始める。キャストにはテオ・クリスティーヌ、ソフィア・ルサーフル、ジェローム・ニール、リサ・ニャルコ、フィネガン・オールドフィールドが名を連ねた。 低予算作品ながらフランスでは初週1位を記録し、約27万人を動員した本作。2023年のシッチェス・カタロニア国際映画祭では審査員賞を受賞した。監督は1989年生まれの新鋭、セヴァスチャン・ヴァニセック。本作はフランスの郊外で生まれ育ったヴァニセック自身の経験も踏まえたものだという。“郊外は犯罪が蔓延していて不快”という都市部からの差別があるうえで、外見で判断され忌み嫌われるクモと、出身地だけで判断される郊外出身者との間に類似点を見出して構想を練った。脚本はヴァニセックとフローラン・ベルナールが執筆。“ホラーの帝王”スティーヴン・キングは今作を「恐ろしく、気持ち悪く、よくできている」と絶賛している。 (c)2023 MY BOX FILMS – TANDEM All Rights Reserved